2020年12月17日
アムールヒョウ「ラム」が転出します
アムールヒョウは、野生下で100頭余りしか生息が確認されていない絶滅危惧種です。公益財団法人日本動物園水族館協会では、海外とも協力して、アムールヒョウの管理計画を作成し、適正な繁殖と個体数の増加を図っています。当園ではこの計画に基づき繁殖に取り組み、2019年7月29日に「アニュイ」と「セイラ」の間に「スク」「ラム」「トライ」の3頭が誕生しました。
この度、同計画に基づき、当園の「ラム」が福山市立動物園に移動することになりました。
※「トライ」は、同計画に基づき、2020年6月によこはま動物園ズーラシアに転出しています。
移動について
移動日:12月23日(水)
※移動日当日は休園日です。移動の様子は非公開といたします。
前日の12月22日12時~14時が王子動物園では最後の展示となる予定です。
移動先:福山市立動物園
アムールヒョウ「ラム」について
性別:メス
年齢:1歳
2019年7月29日 神戸市立王子動物園生まれ
当園の他の飼育個体について
名前:アニュイ 性別:オス 年齢:12歳(父親)
名前:セイラ 性別:メス 年齢:5歳(母親)
名前:スク 性別:メス 年齢:1歳(姉妹)
アムールヒョウについて
食肉目ネコ科ヒョウ属ヒョウの一亜種。ヒョウの中では最北の極東ロシアに生息する。密猟や森林伐採により個体数が減少し、絶滅の危機に瀕しており、野生下の生息数は近年やや回復したもののわずか100頭余りが確認されているだけである。IUCNレッドリストによる分類は、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類(CR)」。
国内のアムールヒョウ飼育状況
9園館18頭(オス8頭、メス10頭) ※2019年12月31日現在