2021年05月05日
チンパンジーの「ユキ」が亡くなりました
令和3年5月4日(火)16時50分ごろ、チンパンジーの「ユキ」(メス、推定54歳)が急逝しましたので、謹んでお知らせ致します。
今年3月中旬頃から体調を崩しがちになり、投薬治療に取り組んでいましたが、4月末頃から食欲が低下し、療養に努めていましたところ、残念ながら治療の甲斐なく急逝しました。死因については、生殖器系の腫瘍が疑われますが、詳細は調査中です。
「ユキ」は、穏やかで優しい性格で、群れの争いごとを仲裁するなど面倒見がよく、群れの中心的な存在でした。今は亡き「ジョニー」(オス、平成31年に国内最高齢の69歳で死亡)を含め2頭のオスとの間に、2頭の子(銀太、ポピア)をもうけました。
また、国内のチンパンジーの中でもトップクラスの長寿で、過去に王子動物園で飼育されてきた動物の中でも歴代3位の長寿でありました。
これまで多くの方々に親しんでいただき、また、多くのご声援をいただけましたことに謹んでお礼を申し上げます。
チンパンジー「ユキ」
性別:メス
1967年(昭和42年)生まれ(推定)
1975年(昭和50年)6月4日 王子動物園に来園
2021年(令和3年)5月4日 推定54歳で死亡
当園で飼育しているチンパンジー
「リノ」(メス、39歳) 1981年(昭和56月)8月18日 旭山動物園生まれ
1989年(平成元年)7月5日 旭山動物園より来園
「アーリー」(メス、28歳) 1993年(平成5年)3月30日 王子動物園生まれ
「イク」(メス、22歳) 1998年(平成10年)12月13日 王子動物園生まれ
国内のチンパンジー飼育状況
48園館304頭(オス:132頭、メス:172頭)
※2019年(令和元年)12月31日現在
※(公社)日本動物園水族館協会加盟園館