2021年08月16日
ジャイアントパンダ「タンタン」の心臓疾患に関する経過報告(第3報)
ジャイアントパンダ「タンタン」の現在の状態と、今後の観覧についてお知らせします。
概要
第2報(4月30日付)でお知らせしましたとおり、4月24日よりジャイアントパンダ「タンタン」の心臓の収縮力の低下に対し、心臓の働きを助ける強心薬を投与するなど、心臓疾患に対する治療を行っています。
現在も、心臓の収縮力低下に対する強心薬の投薬治療を継続するとともに、病状の把握のため、各種検査(聴診、超音波検査、血圧検査、血液検査、心電図検査など)を行っています。
最近の健康状態
治療開始当初は、食欲や運動量が旺盛になり、活動量の増加も観察されました。最近では食欲や運動量の低下に加え、睡眠時間が長くなる様子が観察されています。また、体重の増加がみられるとともに、体液が体内に溜まる傾向にあり、血液の循環が不十分な様子が検査からみられています。
今後の治療方針
引き続き、タンタンの病状把握のための各種検査を実施し、また、中国ジャイアントパンダ保護研究センターや大阪府立大学の専門家による技術的アドバイスもいただきながら、心臓の動きを助ける強心薬や体にたまった余分な水分を取り除く利尿薬の投薬量をコントロールするなど、病状の改善に努めます。
タンタンの観覧
(こちらは古い情報です。最新の情報はトップページ[http://www.kobe-ojizoo.jp] からご確認ください。)
・6月21日から、健康管理のため、タンタンの観覧時間を短縮(10時から15時30分まで)しています。
・主に屋内での観覧となります。
・観覧時間中でも、検査等のために観覧できないことがあります。
・体調によっては、観覧を中止することがあります。
その他
・ジャイアントパンダ 「旦旦」 メス 1995年9月16日出生(25歳)
・一般的に21歳以上で高齢とされる。