2022年06月28日
ウマグマ「ボー」が亡くなりました
2022年(令和4年)6月26日(日)、王子動物園のウマグマ「ボー」(オス、30歳)が、老衰のため、死亡しました。
1994年(平成6年)の中国天津市動物園との動物交流により、ウマグマの「ボー」は、メスの「マー」(32歳)とともに来園(国内初展示)し、その後、2頭仲睦まじく過ごす姿を見せるなど、多くの来園者に愛され続けました。
2016年(平成28年)から「ボー」の足腰が弱くなってきたことから、展示場を歩きやすいよう改修するとともに治療を続けてきました。今年4月頃からは、ほとんど寝たきりとなり、多くの方々から励ましや応援の声をいただく中、静かに息を引き取りました。
これまで多くの方々に可愛がっていただきましたことに、お礼を申し上げますとともに、「ボー」に感謝の気持ちを表します。
なお、6月28日(火)からしばらくの間、クマ舎の屋内観覧通路に献花台を設置いたします。
◆ウマグマ「ボー」◆
・生年月日:1991年(平成3年)12月
・性 別:オス
・出 生 地:中国西寧動物園
・前所在地:中国天津動物園
・来 園 日:1994年(平成6年)11月30日
◆参考情報◆
【ウマグマ(チベットヒグマ)について】
ヒグマの地域亜種。中国奥地の青海省、チベット高原などの山岳地帯に生息。跳びはねる様子が馬に似ていることから名前がついている。食性はヒグマ同様、大小の哺乳類、魚類、果実など雑食性と考えられている。
・当園の飼育頭数:1頭(メス1頭)「マー」