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2016年12月09日
資料館だより №35 民博からはく製が戻ってきました!
国立民族学博物館で開催された特別展「見世物大博覧会」(9月8日から11月29日)に当園のはく製が6点展示されていました。
民族博物館に展示中のはく製たち
約5万人の方に見ていただき、大盛況だったそうです。
12月5日、はく製たちは役目を果し、無事帰ってきました。
帰ってきたはく製たちは、運送業者により美術梱包といって、特別丁寧に梱包をされており、その時の梱包のプロの技がすごかったのでご紹介したいと思います。
シロテテナガザル ふかふかの布団のようなもものに寝かされており、動かないように固定され、大きな段ボールに入っていました。
インドタテガミヤマアラシ 凸凹の土台でもしっかりとかつやわらかい素材の紙ひもなどで固定し、はく製には負担をかけません。
梱包から出てきたはく製は双方の学芸員が傷などのチェックをします。
木枠に入れられたはく製もいました。
これなんだ?
スミレコンゴウインコでした。長い尾の先までどこにもふれることなく、ジャストサイズの木枠に入れられていました。
木枠のサイズを決めるのが時間がかかるそうです。
アカカンガルー おなかにふかふかの紙の布団を巻かれ、4方向からひもで固定されていました。
梱包を解くときも細心の注意を払いながら丁寧で、なおかつスルスルと早業です。
その他、ナイルワニ、アカコウンゴウインコも無事帰ってきました。
アカコンゴウインコ チェック中
収蔵庫に落ち着いたナイルワニ。
プロの技、すごく勉強になりました。業者の皆様、お疲れ様。
そして大切に扱っていただいた国立民族博物館の皆様にも感謝です。
はく製たちもお役に立てて、さぞ喜んでいることと思います。
Norigoriチャン