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2023年02月17日
アシカ子たち、がんばってます!
カリフォルニアアシカの子どもたちが、12月から、離乳のためのトレーニングを始めました。
(左:コナツの子(メス)、右:スミレの子(メス))
最初はアシカ池の寝室に2頭を隔離し、魚を食べる練習を始めましたが、外に親がいる影響もあるのか、なかなか食べることができませんでした。
このため、12月下旬に、ペンギン舎の屋内展示場に引っ越しをすることにしました。ペンギン舎引越し(動画)
引っ越しの様子(ケージ手前:スミレ子、奥:コナツ子)新しい環境に慣れてくれるか心配していましたが、ペンギン舎には小さいながらもプールがあるので、2頭ともすぐに泳ぎ、元気よく遊び始めてくれました。
たくさん泳いでお腹が空くのか、それまで食べようとしなかった魚にも興味を示し始め、まもなく、自分から食べるようになってくれました。
スタッフ一同、ほっと一安心です。魚練習(動画)
魚を食べる練習中(左:コナツ子、右:スミレ子)ちなみに、子どもたちは小さい時から、定期的に体重測定や血液検査などの健康診断を行い、カロリーやミネラルの不足などがあれば、人工ミルクや、魚を食べるようになってからは魚にサプリメントを入れて与えたりしながら、健康管理をしてきました。
お互いに怪我のないよう、こんな網に入ってもらい、後肢から採血したり、食道にカテーテルを入れてミルクを与えたり、魚を食べさせたりしてきました。(写真はコナツ子)
おかげ様で2頭とも健康に成長してくれています。
最近は、お母さんたちと同じように、ハズバンダリートレーニングも始めました。
トレーニングをすることで今後、健康管理や、移動などの際に役立ちます。トレーニング(動画)
手前:コナツ子、奥:スミレ子2頭とも一生懸命がんばってくれていますよ。
ちなみに、スミレの子は運動神経がよくて落ち着きがなく、コナツの子はおっとりしているそうです。
お母さんたちの性格にそっくりですね。時期は未定ですが、いずれはアシカ池に帰る予定なので、これからも見守っていただければ嬉しいです。
現在、平日の14~16時にペンギン舎の通路を開放しているので、2頭の様子をご覧いただけます。
(前:コナツ子、後:スミレ子)アシカ池で泳ぎまわるのを楽しみにしています。
元気に大きくなってね!ション
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2022年11月23日
ヤマアラシたちの裏側をご紹介
王子動物園には、アフリカタテガミヤマアラシ(アフリカ中北部に生息)とインドタテガミヤマアラシ(南~西アジアに生息)の2種のヤマアラシがいます。
どちらも、頭から肩にかけてタテガミ状のかたい⽑が、背中から尾には⽑が変化した⽩⿊の針が⽣えており、危険が迫ったときに、この針毛を逆立てて音を出したり、後ろ向きに突進したりして身を守ります。さて、こんなトゲトゲなヤマアラシたち、治療などの必要があるときはどうするのでしょう?
アフリカタテガミヤマアラシの「ムム」(メス)は、歯の咬み合わせがずれてしまっており、歯が伸びて餌が食べにくくなってしまうので、ときどき獣医が、歯を削ってあげないといけません。
そのためにまずは飼育員がムムを捕まえるのですが、その方法には歴代の飼育員たちの工夫が重ねられています。
当初はムムを入れるための金属製の箱を作り、改良が重ねられました。
こちらは3代目に改良された箱「ヤマアラ3号」です。頑丈ですが重いです。
ムムを箱に入れると、麻酔をかけて、電動の器具で歯を削っていきます。
これでまた餌を食べられます。
捕まえやすさや安全性、運びやすさなどを考慮し、改良が重ねられたところ、今はどうなっているかというと…
これです。
ポリバケツを改造して作られています。
とても扱いやすくなりました。
最近、当園にやってきたインドタテガミヤマアラシの検疫が終わって、展示場に移動するときも、これを使いました。
今、インドタテガミヤマアラシの「まさお」と「ヴィゴラドゥーエ」は新しい展示場の環境に馴れるよう練習中です。
ゆっくり見守ってくださいね。まさお
ヴィゴラドゥーエ
ション -
2018年07月12日
ヤマちゃん、ありがとう
アムールトラのヤマちゃん(メス、18歳)が、7月11日についに亡くなってしまいました。
高齢のため足腰が弱くなり、寝たきりとなりましたが、最期までよくがんばってくれました。
5月末頃、動くのがしんどそうですが、何とか立ち上がって歩くこともありました。
食欲はあったりなかったりで、スタッフを心配させましたが、よく食べた日は皆で喜びました。
6月末頃、起き上がるのが難しくなりましたが、頭だけ起こして、飼育員が差し入れた水を飲んだり、細かく切った餌を食べたりしました。
寝たままでも、飼育員が呼ぶと「ウー」と返事をすることもありました。
7月に入ると寝たきりになったため、介護生活となりました。
本来はトラの獣舎には絶対入ってはいけませんが…、動けなくなったヤマちゃんを飼育員と獣医が寝返りさせて体を拭き、点滴や床ずれのケアなどを行いました。
高齢にも関わらずよく頑張ってくれましたが、最期はスタッフに見守られながら息を引き取りました。
お客さんやスタッフを見つけると、近寄ってきてガラス越しにスリスリしたり立ち上がったりと、人懐っこくて人気者だったヤマちゃん。
本当に多くの方々に愛してもらえました。
ヤマちゃん、お疲れ様でした。
皆に元気をくれて、今まで本当にありがとう。
ション
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2018年06月25日
カピバラの三つ子が生まれました!!
2018年6月25日、カピバラの「ちゅら」(♀)が、三つ子を出産しました。今年2月に亡くなった「なると」(♂)との間に、3回の出産で計10頭が誕生したことになります。
ちゅらは、もう子育ても慣れたもので、すっかりベテランお母さんです。最近お腹が大きくなっていたちゅらでしたが…
今朝見るとちっちゃいのが増えていました!
みなさん真面目そうな顔をしています。
見つめあう子たち&こっち見てる子。
うまくお乳も飲めているそうです。
もう少し大きくなると兄弟どうしで遊んだりし始めます。
兄ちゃん姉ちゃんたちのように、すくすく育ってな~!
さらににぎやかになったカピバラ大家族を、応援よろしくお願いします!
ション
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2018年06月14日
6月17日(日)は「世界キリンの日」のイベント!
6月21日は、「World Giraffe Day(世界キリンの日)」です。
1年で最も昼が長い日(夏至)に、最も首が長い動物に注目して、キリンの保全について考えてもらおうと、キリン保全財団によって制定されました。
王子動物園では、6月17日(日)に「世界キリンの日」のイベントを行います!
午後2時頃から、キリンテラスにて開始予定です。(雨天決行)
ヒメイチ&マリン「ふーん」
キリンテラスでは、何やらキリン柄のながーい棒を準備中。
何に使うは当日までお楽しみ!
当日、入園ゲートにて、開園後の先着100名様に、特製缶バッチをプレゼントします。
ご希望の方は早めにお越しくださいね。
キリンたちが、首をながーくしてお待ちしております。
ション
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2018年06月13日
オウムとインコの日
先週の日曜日に「オウムとインコの日」のイベントを行いました。
インコ舎前にて、インコたちに負けないようスタッフも声を張り上げて解説します。
オウム・インコだけでなく、色々な鳥の羽根を触ってもらいました。
色々な鳥の卵も。形や大きさも色々です。
ダチョウの卵はとても丈夫!
大人のお兄さんが乗っても割れませんでした。
お越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
ション
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2018年06月07日
6月10日(日)は「オウムとインコの日」のイベント♪
毎年6月15日は、オウム(06)インコ(15)の語呂合わせで、「オウムとインコの日」だそうです。
これにちなんで、王子動物園では、少し早いですが6月10日(日)に、イベントを行います!
当園では、たくさんの種類のオウムとインコを飼育しており、彼らにちなんだクイズや体験型のイベントを準備中です。
(オウム・インコ以外の鳥たちも出番があるかも?)
14時から、インコ舎前で実施予定です。
鳥&スタッフ一同、お待ちしておりますので、どうぞ遊びにいらしてください。
ルリコンゴウインコたちも
ヒワコンゴウインコたちも
セキセイインコたちも
コバタンたちも
みんなでお待ちしてまーす!
(申し訳ありませんが、雨天の場合は中止となります。)
ション
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2018年06月01日
フタユビナマケモノ「ミカン」の体重測定
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2018年05月29日
シタツンガの「ウトナ」がやってきました
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2018年05月28日
カワウソの日イベント 大盛況でした
5月27日に「カワウソの日」にちなんだイベントを行いました。
子供たちに集まってもらってカワウソクイズ!
正解者には、カワウソにドジョウをあげてもらいました。
(残念ながら不正解だった子供たちには特製シールをプレゼント。)
網ですくって~。ヌルヌルしてむずかしいね。
カワウソのアトムとサンゴにプレゼント。
アトムとサンゴは、はやくちょうだい~、とミーミー鳴いてアピールです。
ドジョウを前足で上手につかんで勢いよく食べる姿に、子供たちも大興奮。
カワウソたちにも、子供たちにも喜んでもらえました。
ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
ション