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  • 2015年01月17日

    えんちょうさんぽ28 震災と動物園

    今日で阪神淡路大震災から20年がたちました。

     

     図9

     

    都市直下型の大きな地震で、未曽有の被害が発生しました。王子動物園も被災地にありますが、幸いにも獣舎などには大きな被害はありませんでした。

     

     

    図3

     

     

    図2

    水禽舎・フラミンゴ池のプールに亀裂が入り、水が抜けたり、動物科学資料館の剥製の破損などの被害がありました。

     

     

    動物ではホッキョクグマがけがをしていました。以下は飼育員の日誌からです。

     

    「動物園に到着し北極熊舎へ行ったが、北極熊が血で赤く染まっていた。地震に驚き右往左往したため、寝室内の金具で足を傷つけてしまっていた。血を洗おうとしたが水道の蛇口から水がでなかった。プールの水をバケツで汲み床を洗おうとしたが、うまく流れなかった。」

     

     

    カバが地震で驚いてプールから出てこなかったり、上空を飛ぶヘリコプターにフラミンゴが驚きパニックになったり、カピバラなど食欲が落ちたりした動物もいました。

     

    図5

    震災後の復旧期は動物園内は応援に来ていた自営隊の駐屯基地になっていました。

     

    動物は無事でしたが、冬場にライフラインが使えないことは難題で、特に爬虫類などの暖房は石油ストーブなどかき集めて、窒息死などに注意しながら急場をしのぎました。

     

     図7

     動物のエサの調達も交通網が寸断されていることが障害でした。近隣の動物園からは動物のエサが届けられました。

     

     

    図6

    震災以降閉園していた動物園は3月23日、65日ぶりに再園されました。

     

    図1

    ウルトラマンも駆けつけて子どもたちを激励

     

     

    20年目の今日、午前7時頃、アジアゾウの獣舎に行ってみました。

     

    DSC01495

    ズゼはすっかり安心して熟睡です。

     

    DSC01497

    マックは起きていて、こちらの様子をうかがっています。

     

     

    動物たちにとっても震災は大きなストレスになります。こんな平穏な状態がいつまでも続けば良いなと思うひと時でした。今後も、動物や入園者の安全を確保するために日頃の備えや動物園間での助け合いは大切と改めて感じています。