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2020年10月08日
円形猛獣舎の健康診断
9月22,23,25日の3日間で,円形猛獣舎のトラ,ライオン,ジャガー,ユキヒョウ,アムールヒョウにワクチンを接種しました。
この時に,健康診断も行います。
毎日猛獣たちと接している飼育担当者でも,猛獣のいる部屋には入れません。
麻酔をかけて,寝ている間に行います。
ぐっすり寝たことを確認してから作業に取り掛かります。
普段行うことが出来ない作業を出来るだけ短時間で行っていきます。
歯石とり
体長測定
採血
爪切り
ワクチン
一通りの作業が終了すれば,部屋に戻し麻酔から覚めやすくする薬を注射して終了です。
獣医さんと飼育員の事前準備,打ち合わせのおかげで無事に作業を終えることが出来ました。
ちなみに,王子動物園のライオン「ラオ」は日本でトップクラスの高齢のライオンです。
目も白く濁ってきて,体も痩せてきましたが,少しでも長く,元気でいてほしいです。 -
2020年08月09日
アジアゾウ「ズゼ」の足の手入れ
王子動物園には2頭のアジアゾウが生活しています。
オスのゾウ「マック」は危険防止のため「準間接飼育」という方法でゾウと柵越しに距離をとって足の手入れを行います。
一方,メスのゾウ「ズゼ」は「直接飼育」という方法でゾウと飼育係が同じ空間でトレーニングを行い,足の手入れも行います。
主に休園日に時間をかけてズゼの足の手入れを行っています。
体の大きなゾウは1本の足を痛めると,ほかの足にまで負担がかかって,痛めてしまうことがあるので注意しています。
足の手入れはゾウの健康のためとても大切なことなのです。
まーくん
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2020年06月29日
待ち望んだアシカの赤ちゃん、生まれました
6月23日(火)の朝、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました。
前日、お母さんの「スミレ」がまったく餌を食べなかったので、
「いよいよ出産が近いかな?」と、翌朝早めに出勤しました。
すると、いつも水中で4頭泳いでいるのが、3頭しか見当たらないので、陸地を見てみると、すでに赤ちゃんが生まれていました。
しっかり授乳している様子も確認でき、暑くなったので心配していましたが、スミレがちゃんと涼しい室内へと連れて行ってくれる様子も確認でき、安心しました。
また、今日からは赤ちゃんが泳ぐ姿も見られましたので、
皆さんもぜひ見にいらしてください。
P.S.
しばらくは母子を刺激しないように、プールの水替えを控えるので、少し濁って見にくいことがあるかもしれませんが、ご理解をお願いいたします。まーくん
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2020年06月25日
いつもニコニコ!!
王子動物園で生活している4頭のアシカの中で
1番高齢のおばあさん「ヤヨイ」。
朝・夕のエサは手渡しで与えていますが「いつもニコニコ」
とほほ笑みを返してくれているようで、うれしく思います。
「笑う門には福来る」「和顔愛語」という言葉がありますが,
いつもニコニコ,心穏やかに日々を過ごしていきたいと思います。
P.S.この写真を撮った6月17日は「ヤヨイ」の27歳の誕生日でした!
Happy Birthday ヤヨイ!
まーくん
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2020年06月15日
ある朝の動物園
ある朝、早く目が覚めたので、いつもより早く動物園に出勤しました。
みなさんはゾウが寝ている姿を見たことがありますか?
当園のメスのアジアゾウ「ズゼ」は横になって寝ていました。
オスの「マック」は立ったままウトウトしていました。
こちらは以前撮影した、マックの夜の様子です。
マックは、寝室の柵に重い牙を乗せ、立ったまま眠ります。
ゾウは横になっても、立ったままでも寝ることができます。
でも、体が重いので長時間横になると内臓を圧迫するので、
1~3時間くらいで立ち上がり、また横になります。
まーくん
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2020年05月24日
鳥たちは元気です!(パート4)
冬の間寒さに弱いため、非公開のあたたかい部屋にいたキエリボウシインコの「お母さん」が、5月13日にインコ舎に戻ってきました。
あいさつが上手なお母さんは戻ったその日から絶好調!
「おはよう」「こんにちは」「バイバーイ」を連発!
大きな笑い声をあげたりしています。こんな時だからこそ、元気にあいさつをすることも大切かもしれませんね!
開園したら、お母さんにあいさつしてみて下さい。
ご機嫌だったら、返事をしてくれるかも?しれません!王子動物園 鳥グループ
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2020年05月21日
鳥たちは元気です!(パート3)~ 人工育雛になりました ~
Twitterでもご報告してますが、現在フラミンゴ舎では
6羽の新しい命が誕生しました。
みんなすくすくと成長し、かわいらい声がよく聞こえます。
しかし、1 羽だけ成長が遅いヒナがいました。
ある朝、壁にもたれかかっており、しばらくすると
親に付いていく体力もなくなったのか、プールで座り込んでしまいました。
親は付いて来なくなった 我が子をどう捉えたのか…どんどん離れていきます。
このままでは 更に 衰弱してしまうと判断し、人工育雛へと切り替えました。
保護後、すぐに温めると元気になっていきましたが、全く鳴きません。
人工で育てるフラミンゴは猫用のミルクを与えますが、
約3 週間、親の元で育っているので簡単に人の手からミルクを飲みません。
2、3日そんな状態が続きましたが、 どこでスイッチが入ったのか。
今では近くを通るだけで「ミルクくれー!」と鳴いています。
この子には「ノア」と名付けました。ハワイの言葉で「自由」という意味です。
自由奔放に、元気で強い子になればいいなと思います。 既にかなり自由奔放ですが…
弱々しかったノアも日に日に大きくなり、鳴き声もとても力強いものへと変わりました。
動物達の生命力には毎回驚かされます。
皆さまも、コロナウイルスはもちろん、 体調にはお気を付けて… 。
動物たちは今日も元気です。
王子動物園 鳥グループ
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2020年05月07日
鳥たちは元気です!(パート2)
4月15日に孵化したフラミンゴはこんなに大きくなっています。
5月6日現在,5羽のヒナが孵化しました。
ちなみにご存じの方も多いと思いますが,フラミンゴの脚のこの部分,人間でいうとどの部分にあたると思いますか?
答えは,「足首」です!
膝だと思われることも多く,脚が逆に曲がっているように見えますが足首なら,納得です。
フラミンゴの関節も私たち人間と同じ方向に曲がるんです!
今はご自宅で知識を広げて,開園したときにはぜひ王子動物園に遊びに来てくださいね。
またご報告します。
王子動物園 鳥グループ
当初,5月6日まで休園予定でしたが,5月31日まで延長になりました。
(※期間は変更となる可能性があります。)
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