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最新ニュース

  • 2025年10月17日

    実りの秋。食欲の秋。読書の秋。スポーツの秋。

    みなさんの秋の楽しみ方は何ですか?

     

    IMG_2581

     

     

    私にとっては少しさびしい秋になりました。

    先日、新聞を読んでいると訃報の欄に目が留まりました。

     

    「10月1日、動物行動学者ジェーン・グドール氏91歳で死去」

     

    最近はメディアなどに登場する機会が少なくなっていましたが、

    動物園、特に霊長類に関心のある人ならば知らないはずがないレジェンドです。

    グドールさんは1934年にイギリスのロンドンで生まれ、

    1960年からアフリカのタンザニアにあるゴンべ国立公園で

    野生のチンパンジーの観察、調査研究を始められています。

     

    動物園で行うイベントに「世界チンパンジーの日」がありますが、

    これはグドールさんが1960年7月14日にゴンべ国立公園に

    初めて足を踏み入れた日を記念して制定されています。

     

     

    グドールさんが調査研究を開始された当時は

    道具を使うことができるのは人間だけと考えられていましたが、

    グドールさんの観察で野生のチンパンジーも器用に道具を使うことがわかり、感情や個性を持つことも発見されました。

    世界で初めての発見は人々に衝撃を与え、動物たちに対しての考えや

    人間とは何かという哲学にも大きく影響することになりました。

     

     

    私が動物園で働きだした1980年代、今のように便利な情報システムはなく、

    特に世界の野生動物に関係する書籍などは微々たるものでした。

    1973年 (昭和48年)発行の著書「森の隣人 -チンパンジーと私-」は、

    グドールさんが観察された記録が生々しく、まるで映画を見ているような感覚になり、気持ちがわくわくしたことを記憶しています。

     

     

    現在、日本動物園水族館協会が将来構想にも掲げているアクションなどには早くから取り組まれており、

    地球温暖化や森林破壊など環境問題にもずっと力を注いでおられました。

    世界中での活動は情熱的で、

    講演のために訪れていたアメリカ・ロサンゼルスで亡くなったらしいです。

     

     

    知らせを聞いた時には少し感傷的な気持ちにもなりましたが、

    グドールさんの情熱を思い起こして、

    次世代への希望へと引き継げるようにしたいと思いました。

     

     

    もし少しでも興味を持っていただけれたら、

    みなさんにも自然保護や環境問題に目を向けていただきたいと思います!

     

     

    ぶろぐのぐ