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2023年06月21日
梅雨に入って
梅雨(つゆ)ですねぇ。ジメジメして気持ちも重たくなりがちですが、つぼみだったアジサイもきれいにたくさん咲き始めていますから季節を感じながら過ごしましょうか。
なんて思っていたら…
いつのまにかイチョウの木に実がついていました。秋はまだまだ先なのに。
ビワの木にも実が。こちらはきれいなオレンジ色に。食べごろですか⁉
動物園を歩いていると季節の移りかわりをすごく感じます。
さて、動物園では昨年12月に「王子動物園リニューアル基本構想」を発表しましたが、その基本構想については5月28日から7月23日にかけて合計4回、市民のみなさんに集まってもらってワークショップを行っているところです。
アイデアやご提案は6月25日頃まで募集していますので動物園のホームページをご覧ください。
先日は大阪の天王寺でアメリカ、元野生生物保全協会の展示グラフィックデザイナーの方の講演会があって参加してきましたが、すごく良いものを作り上げるためには多くの分野の専門家たちが議論を繰り返し、それに費やす多大な時間が必要だと痛感しました。
王子動物園ではリニューアル基本計画を策定するために、動物園の飼育スタッフ・獣医スタッフたちも毎週集まって議論を重ねています。
これからも動物たちのためになる動物園、そしてみなさんがご覧になって魅力的だと感じてもらえる動物園を実現できるように目指していきます。
ぶろぐのぐ
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2023年04月13日
未来のために
あっ!という間に「サクラ」の花も散りだして、みんなの春が通りすぎていきますね。
ご存知でしょうが、王子動物園の園内にはたくさんの「サクラ」の木があります。
今年もたくさんの方に訪れていただいた春休みの動物園は美しく華やかでもあり、少し悲しくもあり、不思議な感情が入り混じっていたように思われます。
3月から4月にかけては、卒業式や入学式、入社式などたくさんの行事もあり、新生活を迎える大事な時期でもあります。
今年、王子動物園の飼育スタッフにも例年になく大きな動きがありました。
3月末までに定年にともなう退職者が2名、他の動物園に移って行った任期付のスタッフが3名の計5名が王子動物園から離れ、4月からは新たに5名の飼育スタッフが仲間に入りました。
過去にこれほど多くのスタッフが入れ替わることなどなかったので不安なこともありますが、他の動物園で飼育スタッフとして働いてきた経験のある人や、大学で動物の福祉について専門の勉強をしてきた人、短期間でしたが王子動物園で働いた経験のある人に、動物の飼育に熱い情熱を持っている人などなど。
様々な人が集まってくれたおかげでスタッフ一同、力を合わせて頑張っていけると思っています。
動物の飼育にたずさわる仕事は、愛情や向上心を高く持つことはもとより、なにげない日常の中で多くの経験や技術を毎日少しずつ積み重ねながら、新しい知識や感性を磨くことが重要だと思います。
また数十年に一度経験できるかどうかのリニューアルが控えている今だからこそ、現場としては正規のスタッフの加入を望んでいたのですが、今回は任期付のスタッフで補うことになりました。
新しく加わったスタッフたちにはせめてこの貴重な時期により多くのものを吸収してもらい、いまできること、そして未来の動物たち、未来の動物園のために頑張ってもらいたいと思います。
ぶろぐのぐ
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2023年02月16日
どうする?
動物園のなが~い坂を上がったら、
「カバ」!
迫力ハンパないです!
で、その先に見えるのは、
「ロバ」!
王子動物園にはオスの「ブンタ」とメスの「ナズナ」がいますが、いまこの2頭に何とか子どもを…と期待しています。
さて、この「ロバ」のいる場所。
覚えてる人が少なくなってきたと思いますが、
昔(2012年まで)「シロサイ」がいた場所を利用しているのです。
「シロサイ」がいなくなった後はしばらく空家になっていたのですが、最近になってとても重要な場所になっています。
「ロバ」がやってくる直前には、
千葉県の動物園からやってきた「ラマ」の検疫所にも利用していました。
検疫(けんえき)とは、海外や日本国内にある他の動物園から動物がやってきた時に、数日間、体調を細かく観察し、色々な検査をして健康状態をチェックする重要な仕事のことです。
小さな動物ならともかく、大人の身長と同じくらいの「ラマ」のような大きな動物ともなると広い場所が必要です。
この施設はとても都合がよく、「ラマ」たちにも快適な検疫生活を送ってもらうことができました。
空いたスペースがあるとすぐ何かに利用できないかとか、もったいないみたいな考え方になりがちですが、そういう発想だけだと本当に必要なことが抜け落ちてしまいます。
今後の動物園の整備計画を考えるうえで、広さを大きくすることができなくても、そのようなことにも十分に気をつけて、動物たちのために必要な動物園を考えていきたいと思います。
(ぶろぐのぐ)
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2022年12月18日
人気の……
王子動物園で人気と言えば。もちろん、ジャイアントパンダ!
いまは体調管理のため直接ご覧にはなれませんが、毎日登場するツイッターだけでも桁違いの人気です。
そして、ぬいぐるみみたいに超かわいい、コアラ!
こちらも人気です。
さらには、ゾウさんの…
滑り台⁉ えっ、と思うでしょうが。いやいや!この迫力たるや!
これまでに何万人のこどもたちを虜(とりこ)にしてきたことか。
夢中になって何度も何度も繰り返して滑るこどもたち。
春や秋の休日などは今でも閉園時間近くまで長い行列ができる日もあるほどです。
全国各地にもたくさんの滑り台があるかと思いますが、王子動物園の滑り台にはなかなかの歴史があるようです。
残念ながら詳細な記録が残っていないみたいなのですが、
古くはこの王子公園に動物園が開園する前に開催された「日本貿易産業博覧会、神戸博」の期間にも巨大な滑り台があった、とか。
また、今の滑り台が完成する前にはゾウ舎の近くに滑り台があった、とか。
少し脱線ぎみにはなりましたが、これからもたくさんの人に来てもらい、愛され続ける動物園であるためには、人気があるということもすごく大事なことだと思います。
陳腐と言われても至極ふつうの何気ない情景の中に、忘れていたかもしれないたくさんの人たちの思い出が詰まっていること、
それぞれの記憶の中に残されている大切なものも守っていきたいなと思います。
ぶろぐのぐ
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2022年10月27日
みませんか
あっという間に10月も終わりが近づいていますね。
つい少し前には大きな銀杏(ギンナン)の実が色づいてきて、虫の音とあわせて秋らしい景色を楽しんでいたのに、季節はもう冬にまっしぐらな感じです。
青い実をつけていたピラカンサが真っ赤に色づき、青々とした葉しかなかったキンモクセイが一週間もしないうちに独特なにおいの花を咲かせています。
王子動物園は交通の便利な街の真ん中にありますが、上空から見ると森のようにたくさんの大きな木に囲まれています。
だから動物園、王子公園では草木や花の成長や野鳥たちの鳴き声、虫たちの鳴き声で四季を感じ、楽しむことができます。
動物園でたくさんの希少な野生動物を見て、知って、興味を持ってもらいたいと思いますが、
たまにはふと立ち止まって、自分たちの周りにある音やにおいなどで色々なことを感じてみませんか?
これからの季節、落葉樹の葉が落ちて、野鳥たちが探しやすくなったりもしますよ。
ぶろぐのぐ
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