オシドリのオスの冬羽は、メスと並ぶと、

派手さが目立ちます。

繁殖の季節にあわせ、羽の色や形を変えています。

だいだい色のイチョウ羽は翼の胴体近く第３風切の一つです。

夏になると色あざやかな羽は抜け、

赤いくちばしを除き、メスに似て目立ちません。

初冬、クジャクのオスは上尾筒がまだ短いです。

恋の季節に向かって、どんどん伸びていきます。

恋の季節に上尾筒を開き、メスを誘います。

夏ごろ上尾筒は抜け落ち、生え換わります。

動物はいろいろだね。

（なんの専門）

鳥は、ほ乳類と骨のつくりが異なるので、

「ひざ」や「かかと」の位置がわかりづらいです。

今生きている鳥で最も重く、走る鳥ダチョウ。

①黄色い丸印はひざ、かかと、どっち？

陸上より水中を泳ぐのが得意なペンギン。

②黄色い丸印はどこ？

色もくちばしも親フラミンゴとちがうヒナ。

③黄色い丸印はどこ？

フラミンゴの着水姿勢、ひざ(黄矢印)がよくわかります。

①はかかと、②は足の指のつけね、③はかかとです。

動物って、いろいろだね

（なんの専門）

ゾウのかかと、どこにあるでしょう。

ゾウの足の裏は扁平です。

平らな足裏が似たヒトやクマを参考にすると、

かかとは黄色の丸印のあたりにあるはずです。

しかし、ゾウのつめは見えるものの、

指は外から見えないので、要注意です。

足が体重を支えると、

足先の形は丸いゴムボールを

だ円にしたように変わります。

王子動物園内の動物科学資料館で、

ゾウの骨格標本により、

かかとの位置を確認しました。

黄色の矢印のところです。

ゾウはつま先だってかかとが浮き、

指の下の柔らかい組織が変形して、

数トンもの重い体重に対応しています。

動物って、いろいろだね

（なんの専門）

「お宝、発見」は、王子動物園のお宝（独断です！）を探して、

月にほぼ１回のペースで、これまで５０回公開してきました。

新たに「動物いろいろ」では、２０１８年５月末現在、

１３４種８６１点の動物たちから、

いろいろ具合を紹介していきます。

まずは、「かかと」です。

どこにある？

ヒトでは足の裏の後部ですが、・・・・。

黄色の矢印で示してみました。

ジャイアントパンダなどクマの仲間は

かかとを地面につけて歩き、

ヒトと同じように立つことができます。

ヒョウなどネコの仲間は

つま先だってかかとを浮かして動き、

すばやさがすごい。

シマウマなどウマの仲間は

中指１本で立ち、

長い足で時速６０ｋｍ越えを記録します。

哺乳類の後肢骨格の略図です。

これだと、かかとの位置がわかり易いと思います。

動物って、いろいろだね

（なんの専門）