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最新ニュース

  • 2026年02月22日

    2月22日は「猫の日」ということで…

    今日、2月22日は「猫の日」ということで、王子動物園で暮らすネコ科の仲間たちをご紹介。

    現在、王子動物園には約120種650点の動物たちが暮らしています。

    さて、その中にネコ科の仲間はどれくらいいるのでしょう?

     

    動物園に入ってすぐ右へ進むと、ガラスでおおわれた獣舎が見えてきます。そう、そこはネコ科動物たちの暮らす円形猛獣舎。

    ・アムールトラの「ミシュカ(オス)8歳」と「レーニャ(メス)8歳」

    ・シベリアオオヤマネコの「アル(オス)11歳」と「ベル(メス)11歳」

    ・ジャガーの「アトス(オス)16歳」

    ・ボブキャットの「ソラ(メス)11歳」

    ・アムールヒョウの「アニュイ(オス)17歳」と「セイラ(メス)10歳」

    そして円形猛獣舎の西北、ホッキョクグマ舎西側の小獣舎には

    ・マヌルネコの「イーリス(オス)8歳」

    と、王子動物園には6種9頭の個性豊かな「ネコ」科の仲間たちが暮らしています。

     

     

    さて、円形猛獣舎の最初に登場するのは…

     

     

    《アムールトラ》

    トラのなかでも最北のロシア極東地域などに生息する、大型ネコの代表。その生息数はおよそ500~600頭と少なく絶滅危惧種(EN)に指定されている。

    ・メスの「レーニャ」はキリッとした顔立ちで縞模様のコントラストがはっきりした非常に美しいトラ。岩場から見下ろすその姿はもはや女王の風格。放飼場から寝室になかなか帰ってこないこともあり、さすが「猫(科)は気まぐれ」と思わせられる。

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    こちらを見ているレーニャと目が合うかも。

     

     

    ・昨年アドベンチャーワールドから来園したオスの「ミシュカ」はりりしい顔つきで、悠々と歩くその姿は風格すら感じさせる。遊具やプールが大好きな一面もあり、寒くても平気で水に入っている姿は見ている方が震えるほど。 

    ただいまペアリングに取り組む2頭、暖かく見守りたい。

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    プールも遊具も大好きなミシュカ。

     

     

    次に半時計回りに進むと…

     

     

    《シベリアオオヤマネコ》

    ユーラシア大陸北部に生息し、寒さや雪に適応するため、足幅が広く足裏には密に毛が生えている。放飼場では岩場の陰や木の下で休んでいる事が多いので、探してみてほしい。

    ・オスの「アル」は切れ長の目のシュッとした面立ち。放飼場の岩場や木の隙間から覗く顔つきは獲物を狙うハンターそのもの。え?私、狙われたの?美味しくないよ。

    オオヤマネコ

    アルの向こうにベルがいる。

     

     

     

    ・放飼場2階部分から見下ろすスタイルが多いメスの「ベル」はいつも”ジッ“とこちらを観察している。眼光鋭いその姿は、両前脚で鼻をかくして眠るバックヤードでの姿とはずいぶん印象が違う。なかなか寝室に帰ってこようとしない常習犯でもある。

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    ベルに見つめられる。

     

     

    2頭が仲睦まじく日なたでくつろぐ姿にはホッコリ。

     

     

    その次には展示時間が午前担当の…

     

     

    《ジャガー》

    アメリカ大陸の熱帯雨林などに生息し、頭部が大きくずんぐりした体格で脚は短め、そんな身体のバランスが特徴的。

    ・「アトス」は「黒変種」だが、よ~く見るとちゃんとジャガーの梅花模様が隠れているので、じっくり観察してほしい。オスの貫禄十分で、黒い体に黄色い瞳、あくびをするときに大きく開けた口元からみえる牙は“The猛獣”と呼ぶにふさわしい。晴れた日の朝には高い位置にある丸太の上で周囲を見渡す姿をよく見かけるので、ぜひ放飼場の上の方にも目を向けてほしい。

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    アトスの黒いボディーが青空に映える。

     

     

    同じ放飼場の、午後担当は…

     

     

    《ボブキャット》

    北米の様々な環境に生息し、人間の生活圏近くにも姿を現す順応性の高さがある。短くよく動く尻尾が特徴的。国内ではここ王子動物園でしか飼育していない。

    ・「ソラ」は身のこなしも軽やかで、見た目は家で飼えそうなコンパクトサイズ。が、餌の手羽先をバリバリと音を立てて噛み砕くその姿はしっかり猛獣。円形猛獣舎イチの食いしん坊のオンリーワンな姿をぜひ生で観察してほしい。

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    ソラの尻尾の動きは悶絶のかわいさ。

     

     

    円形の建物のゴールに待ち受けるのは…

     

     

    《アムールヒョウ》
    ヒョウのなかでも最北のロシア沿岸地方等に生息するが、野生下の数はおよそ100頭と他のネコ科と比べても少なく、絶滅危惧種(CR)に指定されている。

    ・オスの「アニュイ」はガッシリ体型ではっきりした顔立ち。毎朝の放飼場内の点検に余念がない。

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    アニュイはこの台がお気に入り。

     

     

    ・メスの「セイラ」はキラキラな瞳の持ち主。スマートな身体で身軽にヒョウヒョウ(⁉)と獣舎の岩場や丸太を駆け回る姿と、陽を浴びてうつらうつらと目を閉じて寝そべる姿のギャップに注目してほしい。

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    キラキラな瞳のセイラ。

     

    なお円形猛獣舎の観覧通路には2階部分があり、上からも見下ろせる仕組みになっているので、間近に彼等の様子を見ることができます。

    円形猛獣舎から小獣舎に向かうと…

     

    《マヌルネコ》

    「マヌル」とはモンゴル語で「小さいヤマネコ」の意味で、ヒマラヤ山脈周辺から中央アジアなど広い範囲に生息する。岩場や草原で獲物を待ち伏せするため、額や目の位置が高く耳は離れて顔の横についている。厳寒の環境に適応するため、長く非常に密な毛で覆われた冬場は体が丸く見えるほど。

    ・「イーリス」も、ちょうど今は最高潮にモッフモフな時期。丸いからだと大きな瞳でじっとこちらを凝視する姿は一度見たら忘れられません。

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    ただいま絶賛モフモフ期のイーリス。

     

     

    いかがですか、王子動物園の個性豊かなネコ科の仲間たち。

    温かな日差しの中、日向ぼっこして目を細めるそんな彼等に会いに来てみませんか。

     

    Nのひとりごと

     

     

     

  • 2024年09月11日

    ただいま準備中

    台風一過で、ほんの少し秋の気配が感じられるようになりました。
    私達より敏感にそんな変化を生きものたちは感じているようで…。

    先日行われたトワイライトZOOの時に鳥たちの「換羽」についてお話しさせて
    いただきました。
    「換羽」とは鳥たちの羽が生え変わる現象をいい、人間の衣替えのようなもので
    先日のトワイライトZOOでは主に繫殖シーズンを終え、「換羽」によって別人(鳥)
    になった鳥たちを紹介し、その中でも水禽舎でひときわ目立つ存在のインドクジャク
    について少しお話ししました。
    水禽舎で暮らす鳥たちは「ひっそり」と衣替えを始めていてちょうどその頃、換羽の時期を
    迎えたインドクジャク(雄)の飾り羽が抜け落ちていました。

     

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    (今年の抜け始め8/2)

    それから二十日間ほどかけてついに、長い長い飾り羽の最後の一本が抜け落ちました。

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     (ラストの一本が8/21に抜けた)

    この飾り羽は、尾羽ではなく腰から生える“上尾筒―じょうびとう―”といい、長いもので
    約140㎝(目玉模様ではないもの)重さ約2.5グラムととても軽く、数は約150本ほど。
    クジャクはキジの仲間で脚も立派で力強く、雄には蹴爪もあり長い上尾筒を持ち上げ尾羽
    で支える力強い体はかなり筋肉質です。

    繫殖シーズンの春頃から夏の盛りのころに、その見事な羽を扇状に広げるディスプレイという
    行動を見る事ができます。

     

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    主に雌への求愛行動のためですが…残念ながら王子にはクジャクの雌は今はいないのです。
    しかし、春から夏にかけてインドクジャクの雄は水禽舎の仲間にむかって一生懸命その美しさ
    を披露しているのです。相手は羽を大きく広げたクジャクの雄に追いかけられ少々戸惑っているように見えますが(笑)彼の本能のおもむくままにディスプレイをされます。

     

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    羽を広げるのはクジャクの気分次第、なのでいつどんなタイミングでどれくらいの頻度で
    その姿に巡り合えるのかはわかりません。
    水禽舎に来てくださった来園者の方が口々に「ほら、クジャクがいるよ。羽広げてくれないかな~」という声が聞こえてきますが、今のこの時期は残念ながら広げるための羽がないのです。
    ですが秋ごろには次の新しい飾り羽が生え始めます。今はその大事な準備期間なのです。

    と言う事は…逆に今が身軽になって軽やかな足取りの雄クジャクの姿を見る事が出来る
    “チャンス”なのです!

    水禽舎には様々な水鳥もいて、冬鳥の彼等は逆にこれからの季節、装い新たな姿に変身
    していきます。「換羽期」を迎えまるで違う鳥のように見える鳥たちの素敵なファッション
    ショーが始まる水禽舎の観察も楽しいですよ♪

     

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    まったりな水禽舎の日常。


    ~Nのさえずり~

  • 2024年06月10日

    『だって動物園だもの♪~新しい命に出会うまで~』

    6月2日に、ベニイロフラミンゴの雛が孵化し、

    そのカワイイ姿を親鳥の羽の間から覗かせています。

    先月の大型連休も、お天気もそこそこ良く、The休日という感じで賑わっていた動物園。
    たくさんの方々が開園すぐに園内を歩いて来られました。

    休日でも平日でも、私の担当の生きものたちへの業務内容はさほど変わりはないので、
    いつも通りに獣舎内を清掃していました。

    たくさんの人が行き交うということは、普段あまり目にしない「飼育員」という珍しい生きもの(!?)に向けられる目も必然的に増えるわけで…。

    若干、緊張しつつガンジキを持つ手も力が入ったり入らなかったり。

     

     

    そんな中、
    「見られなかったね~」
    「いなかったね…」
    といった言葉を耳にすることもあります。

    というのも、園内のいくつかの獣舎では、あえて様々な「動物が見づらくなる対策」をしているからです。

     

     

    それは、例えば
    ただでさえ少し見えにくい金網の上に、「鳥インフルエンザ対策」で外から野鳥等が入りにくくするために防鳥ネットを張ったり…
    限られた環境で繁殖してくれる生きものたちが、少しでも落ち着いて過ごせるように目隠しの覆いを設置したり…
    暑さ対策の為にヨシズを立てかけたり…
    体調管理の為、表から見えないバッグヤードに収容していたり…
    などです。

     

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    動物園を訪れる皆さまは、
    「普段見られない・動く・珍しい・変わった・生きものを・間近に」
    見られると思って期待して来られる事でしょう。

    確かに、動物園という場所は「図鑑やテレビ等でしか見られない生きもの」を、
    眼の前で同じ空気の中、身近に見て、五感で感じる事ができる素晴らしい場所だと思います。

     

     

    毎日のお散歩がてらに来られる方もおられれば、遠路はるばる、中には海外から来られた旅行者の方など、その日1日しか動物園を訪れる事ができない方もいらっしゃるでしょう。
    せっかくのチャンスに、生きものたちが見づらい状況では、がっかりされるかもしれません。

    ですが、「見づらくなる対策」は、どれも飼育展示されている生きものたちに少しでもより良い環境を、と配慮しておこなっているものです。

    見づらいところにいる生きものたちも、きっとまた、限られた環境の中でも、新しい命をつないでくれる…今もちょうどそのための大事なとき…そんなふうに、優しく受け入れてもらえたら。

     

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    そう思いながら、獣舎内を清掃していた暖かい日差しの日でした。

    〜Nのさえずり〜

     

  • 2023年12月12日

    「ハネコレ2023・“summer~autumn”」 Vol.3

    入園ゲートをくぐり抜け目の前に現れるフラミンゴの鮮やかなピンクの羽。通年同じものを食べているはずのその身体の色も、その濃度に変化が起こります。繁殖期には鮮やかになりますが、子育てが少し落ち着いてくる今のフラミンゴ池は全体にふんわりと淡い色合いになっているように感じます。

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    (こちらは雛鳥の羽根)

     

    雛から幼鳥、そして大人の階段のぼり成鳥そして繁殖羽に。そんな違いがいつの間にか行われているフラミンゴの換羽。

    彼らはその羽の色を劇的に変化させます。なんてドラマチックなんでしょう。

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    園内の水禽舎でも、いよいよきたるそのシーズンに向け、オシドリの雄がThe・オシドリらしく(冬鳥なので)変化している様子が見られるようになってきました。

     

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    肌に当たる風に心地よさを感じる秋の行楽シーズン。木々の揺れる葉の色のように変化する生きものたちの装いに自然の不思議を感じてみませんか。

     

    そのきたる次のシーズンに向けてその身体の換羽期に必要な栄養素(タンパク質)を補うべく、換羽期の鳥たちは食欲増進の日々が訪れるのです。

     

     

     

    最後に。

     

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    ハッカンのカンキ吉。

    掃除のために獣舎に入ると、あいさつ代わりに飛び蹴りをしてきた姿が懐かしい。

    美しい鳥でした。

     

     

    From.BTN

     

  • 2023年12月11日

    「ハネコレ2023・“summer~autumn”」 Vol.2

    その見た目の美しさではクジャクと互角!来園者の方も口々に「めっちゃキレ~イ!クジャクみたい!」という声が聞かれるのが、虹色に輝く姿その名も「ニジキジ」です。

     

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    美しいですね。

    雄の「きじ丸」の羽はまさに虹のようで、光の反射でさらに輝くその美しさには目を奪われます。

     

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    冠羽も抜けてしまい、少し寂しい「きじ丸」の頭。でもすぐに新しい羽が生えてきます。

    皮膚から生えたばかりの羽は筒状のものに包まれていてその中で羽が形成され、羽が育つとやがてそれがはがれて中から新しい羽が姿を現すのです。その筒状のものを(筆羽根)とも言います。

     

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    鳥の体をよく見てみると、とげのようなツンツンしたものを発見することがあります。

    これが、新しく生まれた羽根なのです。

     

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    “ニジキジ“の名前はこの虹のように輝く羽根から

     

     

    ペンギンが水の中を泳ぐその姿は、まるで飛んでいるよう。

    ペンギンもれっきとした水鳥。ふんわりした羽のイメージではないかもしれませんが、しっかり換羽を行います。こんな羽。

     

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                      (右の長い羽根は尾羽根)

     

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    残り方がめちゃかわいいですね。

     

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    From.BTN

  • 2023年12月04日

    「ハネコレ2023・“summer~autumn”」 Vol.1

    秋を通り越して、一気に底冷えのするような寒さがやってきました。半袖から急にコートに衣替えです。そんな人間の慌ただしさを尻目に、鳥たちがそれぞれの事情で衣替えを着々と進めていました。

    獣舎を掃除しているとそんな脱ぎ捨てられた衣?いや、たくさんの羽根が落ちています。

    私達とは少し違う鳥たちの衣替え事情…。今回はそんなお話を。

     

    私達の髪や爪は、ケラチンというタンパク質でできていて、鳥たちの羽根も同じような成分でできています。そんな羽根がたくさん抜け落ちることがあります。その現象は「換羽(かんう)」と呼ばれ

     

    完全換羽:一回の換羽で全身の羽が抜け替わる※繁殖後

    部分換羽:風切羽・雨覆い・小翼羽・尾羽以外の羽が抜け替わる(体羽)※繁殖前

    不規則換羽:消耗して形状が壊れた羽のみ抜け替わる

    補充換羽:恐怖性脱羽によって抜けた羽が生えること(襲われた鳥が飛び立つ時に抜ける)

     

    などの種類があり、その抜け替わりの最も目立つのが繁殖に関係する時期で、大量の羽が舞います。生きものの世界では、雄のほうが雌より見た目が目立つ種が多く、鳥はその特徴が顕著に現れます(雌雄同色も数多くいます)。すごくわかりやすい、例えば「クジャク」「オシドリ」「キジの仲間」など…。はい。この王子動物園ですべて見ていただくことができる鳥たちです(笑)。

     

     

     鳥たちがその美しい羽を見せる相手は、そう。恋する相手(がいなくてもシーズンが来ると羽は生え替わります)。そのきたるシーズンに向け?美しく変わる羽の不思議。

    園内でその美しい姿を見せてくれる数々の鳥たちのオンシーズン・オフシーズンをのぞいてみましょう。

     

    目立つ、というより際立つのがやはり「インドクジャク」。

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    彼らの羽の特徴は来園者の方が一度は言葉にする「羽、ひろげてくれへんかなぁ~」と望む、あのたくさんの目玉模様に見える長い羽。あの羽は飾り羽といい、尾羽(尻尾)ではなく上尾筒(じょうびとう)という背中から生えている羽です。クジャクたちはその美しい上尾筒を広げ、雌に対してアピールします。羽を広げた時、その立派な見た目とともに羽を震わせ「ワサワサ~」と音もたてます。

    時には恋する相手だけではなく威嚇のためにも広げることもあるようで、私に向けて広げる時はさて…?(笑)

     

    そして、来園者の希望むなしく広げることがなくなる時期。それがシーズンオフ、秋。まさに今です。

    春頃から夏真っ盛りに見られた美しいたくさんの羽が抜けて、すっかり身軽になったクジャクの雄。それもそのはず、上尾筒の長いものでは約110㎝、何百という数の羽が抜け落ちます。身軽になった身体に広げたくてもその羽はもうついていないのです。

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    繫殖シーズン前後や、繫殖シーズンに限らず一年を通じて定期的に換羽を行う種類の鳥もいたり、渡り鳥が渡りの準備のために行うものもあったり…。鳥たちのその身体の中で起こるホルモンの変化や体内時計の作用によって引き起こされる換羽。自然の摂理にドラマを感じます。

     

    換羽の時期をむかえたマナヅルの羽が、抜け落ちる瞬間を目撃。

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    そのたくさんの羽根のなかスクッと立つマナヅルの「ぼたん」。

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    From.BTN

  • 2023年09月28日

    「遠いようで近いから」

    動物園の入園ゲートを元気にくぐり抜け、嬉しそうに駆け出す小さな子ども。

    その先には…

    まさか、自分のところに駆け寄ってくるとは思っていないハトが、目を丸くして慌てて走る。

    追いかける子ども。

    そしてついに空へ飛び立つハト。

     

     

    そう、小さな子どもが真っ先に駆け寄るのは「目の前にいる触れそうな生きもの」。

     

    でも、ハトを追いかけていたその目に鮮やかなピンク色の大きな鳥が!

     

    そして、歩いて進むと…本の中やテレビでしか見たことのない本物の生きものたちが目の前に!

     

    いつしか、ハトを追いかけるよりも目の前の実物にくぎ付けに。

    身体の大きさにビックリ!突然の大きな声にビックリ!いろんなニオイにビックリ…。

    そんなたくさんのビックリに出会い、ドキドキしたり、泣いたり、くさぁ~いって言ったり。

     

    でも、動物園を出る頃には「帰りたくな~い~!」

     

    そんな「五感」を刺激するのが動物園だと思います。

     

    身近に見る事の出来ない希少な生きものだけでなく、時には見慣れた生きものたちが待ってます。

     

    新しくなる動物園が、もっと魅力に溢れ、動物たちにも優しく、人にも優しい場所であり続ける…そんな「王子動物園」であってほしいな。と感じた夏の終わりの夕暮れ時でした。

     

    何か動くものが…⁉これも身近な生きものですね。

     

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    From・BTN

  • 2023年05月16日

    いただきます。ごちそうさま。

    先月の日曜日、飼育の日のイベントを開催しました。
    当日はお天気も良くて、たくさんの来園者がこられていました。
    資料館では園で飼育されている動物たちが、どんな「餌」を食べ、どんな「うんち」をするのかをクイズ形式に展示する『うんち展』を開催しました。

     

    家族連れも多く、小さな子どもたちもいろんな動物たちの写真やうんちを前に「この果物食べるの誰かな~?」「こんなコロコロしたうんちは誰のん?」と、大人も子供も興味津々。
    その中にシロフクロウの餌である、馬肉とマウス(ハツカネズミ)の写真がありました。

     

    これは誰が食べるのかな?
    子どもは抵抗なく、○○ちゃう?それとも○○かな?と思った動物の名前を答えます。
    その傍らに、少し表情の硬めの大人たち。


    よく、マウスをそのまま与えるのは残酷だ、かわいそう、という事を言われます。
    確かに、可愛いつぶらな瞳を見た後にそれをパクッと食べられるのを見てそう思うのは、間違ってはいないと思います。
    では、魚が食べられるのを見た時は?
    食文化として、活け造りや踊り食い、なんて食べ方もあります。
    そんな時は、可哀想より美味しそうの声を聞く気がします。


    私たち人間は感情の表現が豊かで、それを表に出したり、コミュニケーションをとるのに役立てたりしますよね。
    でも、私たち人間以外の生き物たちにももちろん感情はあります。
    分かりやすいか分かりにくいか、だけのような気がします。


    自然の中で生きる者たちは、自分たちで食べる物を探して、あるいは捕まえて食べます。動物園の中で生きていく彼等も同じように出来れば理想的だと思います。
    しかし、そうはいかない彼等のために私達飼育員は食事の準備をします。
    どんな動物も、生きものを食べています。肉食動物ではない動物たちが食べている牧草や飼料もその元を辿れば、みんな生きているものが材料として含まれているのです。
    生命は循環しています。
    命は生命で生かされていることを、生命をいただくありがたさを、まだこれからいろいろな事を吸収していく子どもたちに、また、忘れかけている私達大人たちにも伝わる動物園であればいいな。と感じたイベントの時間でした。

     

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    From・BTN

  • 2023年03月31日

    「フワフワモフモフ」

    クイズです。

    この羽なんの羽❓

    動画

     

     

     

     

     

     

     

    正解は…

    そう、シロフクロウです!

     

    まだまだ寒い日を繰り返し、春本番へ。

    『動物園の動物たちは寒くないの?』と言われますが、、、、、、、

    寒いと思います。(笑)

     

    暖かい地域の動物たちは、寒さ対策をしてしっかり体調管理されています。

     

    では、寒い地域の動物たちは?

    彼等には、ある秘密が。

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    これは、シロフクロウの正羽(体羽)。

    根元にはフワフワの柔らかい羽が生えています。

     

    鳥の羽は基本的には同じような造りで、これより小さく羽軸の少ないものや無い羽が、ダウンやフェザーと呼ばれ、水鳥の持つその羽は、私達人間が寒くなると御世話になっているアレの中身になるのです。

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    2’

     

    こんな羽に包まれて、鳥たちは厳しい寒さから身を守っているのです。

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    ホッピー(左下)、ソナ(右下)

    鳥たちだけでなく、寒い地域に棲む他の動物たちの身体にも、それぞれ、温かい秘密がかくされていそうですね。

     

    From・BTN

     

  • 2023年03月21日

    大胆に繊細に

    先日のある昼下がり、ツル舎の前を通りかかると

     

    『あれ?鶴太郎から水が滴ってる…?』

     

    しばらく様子を見ていると、おもむろにツル舎の池の中でしゃがみ込み、バッシャバッシャと水浴びをはじめたではありませんか!

     

     

     

     

    ①

     ②

    ③

    『え⁉ ツルって水浴びとかするの?』

    『いやするか…鳥だし。初めて見た!』

     

    それはそれはダイナック!な水浴び。

    タンチョウヅルは約140㎝超の大型の鳥類。その彼が人目もはばからずに…。

    動物たちは身体の汚れを落とす為や、虫などの寄生虫から身を守る等の目的のためにも水浴びをします。

    初めて見る光景にしばらく見入ってしまいました。

     ④

     

     

    彼が本当にすごいのはここからだった…。     

     

     

     

     

     

     

     

    さっぱり顔の「鶴太郎」。

     ④-2

    大きな翼をバッサバッサからの…ブルブルブル~。

    白く美しい輝きを取り戻した(?)鶴太郎。

    今度はその白い羽根を嘴で整え、羽繕いをしながらオイルコーティングのメンテナンス。

    尾の付け根にある“尾脂腺(びしせん)”※と呼ばれる部分から分泌される脂分を嘴や首などを上手に使って、さらに羽根一枚一枚に丁寧に、トリートメント。

    そうすることで、羽根がそろい身体を守る役割にもなるのです。

     

    時に体をブルブルと震わせ水分を飛ばし、また羽繕いしながらぬりぬり。

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    やがて、さらに磨きのかかったモフモフに。

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    この間、2時間半(もちろんずっと張り付いていたわけではありません(笑)。

    まだまだ完璧ではないらしく、羽根と体のメンテナンスはその後も続いていた様子。

    檻の中であれ外であれ、どの生物たちも生きていく上での必要事項は、その体の中のDNAに組み込まれているのですね。

     

     

    ※尾脂腺とは

    鳥類がほぼ共通して持つ、尾の付け根(上部分)にある体の部分。

    水辺にすむ鳥は特に発達しており、ここから出る脂分を嘴や首などを使い器用に身体全体に塗る。

    これと、羽繕いで整えた羽根自体の構造によるダブル効果の撥水加工で水をはじいたり、体につく汚れや寄生虫などから身を守る。

     

     

    『動物園の中でも外でも、様々な生き物たちの生きていく上での“日常”をいろんな角度から楽しみながら観察すると、面白い発見ができるかもしれませんね(^^♪。』

     

    From・BTN