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最新ニュース

  • 2026年01月15日

    動物専門員の日常#021 ~フラミンゴに脚環(あしわ)をはめる~

    明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    あたらしい年のはじまりに抱負を立てるひとも多いのではないでしょうか? 実はフラミンゴの担当として、ここ数年新たな抱負がありました。
    それは、「脚環(あしわ)をはめること」です!

    動物の識別に役立つ「脚環(あしわ)」

    王子動物園にはたくさんのフラミンゴがいますが、 きっと毎日みている飼育員だったら・・・という羨望のまなざしで、 「1羽1羽識別しているのですか?」と聞かれることがあります。

    正直に言うと、「ごめんなさい、無理です。」
    ぱっとみて1羽1羽を識別するのは難しすぎます・・・(;’∀’)
    (もちろん、やせすぎてないか、歩き方に異常がないか、 群れから孤立していないか、などは毎日チェックしてますよ)

    それでもたま~~~に、特徴的な体型や群れの中でいつものお気に入りスポットにいる個体や毛並みのなんとなくの感じなどで、わかることもあります。
    しかし、200羽以上にもいるとそれぞれの個体を完全に把握するのは
    どうしても難しいのです。

    「脚環(あしわ)」の役割とは?
    そんなときに、役に立つのがこちら。
    じゃじゃーん!脚環(あしわ)です!
    動物専門員写真①
    これは人間でいうと、名札のような役割をしています。
    動物たちを番号で管理をすることで、いつどこで生まれたのか、親はどの個体なのか、健康状態の履歴などをこちらで区別することができます。
    大昔は、入れ墨をいれたり、羽根をカットしたりしていたようですが、今は脚環をはめたり、マイクロチップを体内に埋め込むといった動物をできるだけ傷つけないやり方が主流です。
    将来的には、もっともっと発展してAIや画像解析システムで個体識別ができる技術が生まれるのかな・・・と勝手に想像をしています。

    群れのなかから1羽を捕まえる

    さて、この脚環をつけるためには対象のフラミンゴを捕まえる必要があります。
    フラミンゴを捕獲して、保定をするのです。
    文字で書き起こすと簡単なことのように見えますが、
    これが難易度MAX!!!!だって、よく考えてください(泣)

    王子動物園のフラミンゴの羽数は国内随一。
    200羽以上いる中で1羽だけを狙って捕まえるのは想像するだけでも難しいです。
    特に臆病で神経質な動物の代表格のフラミンゴ。
    フラミンゴ自身も私たち飼育員も怪我なく、無事捕獲をし、保定する技術を身につけることが担当としての第一目標でした。

    見えない部分で少しずつ保定技術を積み重ねてきました。
    大切なことはフラミンゴの動きを理解することそして何より場数をこなすこと! (ベテラン飼育員曰く「群れがばたつくと、餌食べへんようになるからほどほどにね」「でもな、捕まえるときはガっていくねん」と教わりました)

    このような捕獲技術や保定方法は、飼育員や獣医師の間で脈々と受け継がれています。

    ▼20年前の担当者の様子
    動物専門員写真②

    ▼最近の担当者の様子
    動物専門員写真③

    ついに脚環をはめることのできた日

    最近、2025年生まれのベニイロフラミンゴのヒナ(もうすっかり成鳥だけど)に
    脚環をつけることができました。 残念ながら捕獲&保定の写真がないのですが・・・。
    やってみるとすごく分かるのですが「フラミンゴ首はながいわ、脚も長いわ」で もう、たいへんです。
    というのも、難易度が高めなこの技術。
    王子動物園では数年にわたって伝承が途切れていた時期があり、その間に脚環をつけることができなかったフラミンゴがいました。
    昔は当たり前にできていたことなので、
    「きっと頑張ったらできるはず!」そんな思いで取り組んでいました。 なので、2025年生まれのフラミンゴのヒナに脚環をつけることができたことは、飛び上がるぐらい、嬉しい出来事でした。

    群れを管理し、飼育をしつづける

    群れの動物の管理は、群れの大きさが大きくなればなるほど
    1羽1羽の個体管理の重要性が増します。
    数が多いからこそ、ただの群れとして見るのではなく
    それぞれのいのちとして向き合い続けることがよい飼育に繋がると考えています。
    まずはファーストステップクリア。
    心の中でガッツポーズをした日でした。

    動物専門員 あお