園内案内
  • 動物エリア
  • 動物科学資料館
  • 遊園地
  • レストラン・ショップ
  • 旧ハンター住宅
動物紹介
  • みどころ
  • 動物図鑑
  • ぱんだの部屋
動物図鑑
総合案内
  • 営業時間
  • 料金案内
  • 交通アクセス
  • 動物サポーター
  • 年間パスポート
  • よくあるご質問
  • 施設概要
年間パスポート
動物サポーター
おすすめコース
スタッフブログ

スタッフブログ-staff blog-

最新ニュース

  • 2026年02月01日

    じゅーいのしゅーい#142 アジアゾウのマックについて

     すっかりヒト科動物ばかり相手にすることが増えているじゅーいです。

    今回は、現在、足に不調を抱えているアジアゾウの「マック」について、皆さまに現状をお伝えしたく、久しぶりのブログ投稿です。

     

    マック_全体像(1)

     

     ご存じのとおり、アジアゾウのマックとズゼは、毎日のトレーニングで健康状態を確認しています。特に足のケアについては念入りに行い、少しの変化も見逃さないよう気をつけてきました。何かあればすぐに、獣医と飼育員で連携して対応しています。

     

     それというのも、陸上で最大の動物であるゾウにとって、その体重を支える足は本当に大切だからです。とくにアジアゾウは足の疾患が多く、足裏や爪にトラブルが起きやすいため、世界中の動物園で共通の課題とされています。

     マックも、これまでに時々調子が悪くなることはありました。主に前肢の外側の爪の部分にトラブルが起きていましたが、その都度こまめな処置を行い、大事には至りませんでした。

     

     それが、2025年の春頃から症状が悪化し、これまでの処置では元の状態に戻らなくなりました。歩き方にも違和感が出始め、痛みのある前肢をかばうせいで後肢にも不調が広がり、歩く時間が減り、壁にもたれて体重を支えるような姿も見られるように…。

     何より、痛みのためかトレーニング時の指示にいつものように従ってくれない日も、でてきました。

     

     そうなると、マックのケアがどれほど困難かという課題を痛感させられます。

     ただでさえ国内最大級の体格をもつマックです。オスゾウですので、立派な牙もあります。体に似合わず繊細で臆病なマックですが、本人にその気がなくても、ささいなことで飼育員や獣医に危険が及びかねません。ズゼのように同じスペースに入ることができず、マックの鼻が届く距離には近づけないため、なかなか直接的な処置が難しいというのが現状です。

     また、当然、処置に伴うマックの負担も考えなければなりません。例えば全身麻酔をかけて根本的な治療ができたら…とも考えましたが、マックにも飼育員や獣医にもリスクが大きすぎてとても現実的ではありません。

     

     さまざまな要因があり、できることが限られている中で、今マックのためにできる最善は何か? 飼育担当者や獣医師、管理職も交え、マックの治療を最優先に考えて何度もミーティングを行っています。

     資料や文献を探し、あらゆるつてをたどって国内外の専門家に意見を仰ぎ、マックの状態を伝えて何かできることがないか助言を求めることもしています。皆さま本当に親身になってアドバイスしていただき、動物園関係者をはじめ、横のつながりとはなんてありがたいのだろうと改めて実感しました。

     

     そうして、今すぐできること、中期的・長期的にできることを洗い出し、対応を行っています。

     投薬は内服・外用をあわせて強化・継続し、投薬の仕方も改良しました。できるだけ足への負担を減らせるよう、主にマックが使う放飼場の土をやわらかい砂に入れ変えました。職員の安全を確保しながら今より直接的なアプローチができるよう、柵の改修を行いました。

     現場の飼育担当も獣医もこのような対応に追われる中ですが、このあたりの詳しい状況やマックの近況についても、少しずつでもSNSなどを通じてお伝えしていくよう努めますので、お待ちいただければ幸いです。

     

     

    マック_展示場に柔らかい砂を投入        

     

     

    マック_トレーニングや獣舎の改修

     

     

     マックの状況は、明らかな悪化の進行はないものの、予断を許さず一刻の猶予もないことは認識しています。飼育員も、獣医も、管理職も経理担当も設備担当も、みんな思いは同じです。マックのためにできることは全てやろうとしています。ブログを書いている今も、マックに何ができるのかと常に考えています。

     

     来園者の皆さまからも、日々ご心配の声やご声援をいただいており、感謝しております。また、薬代や獣舎の改修費など、マックの治療に必要な費用につきましては、皆様よりお寄せいただいたご寄付を充てさせていただきます。

     

     もちろん、ズゼやほかの動物たちのことも忘れていません!

     引き続き、どうか温かく見守っていただきますようお願いいたします。

    (亜種メガネダヌキ)