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2021年07月03日
資料館レポ No.4 開園70周年 特別企画展「王子動物園の歴史をふりかえろう」開催中!
今年の3月21日に、王子動物園は開園から70年を迎えました。
コロナ禍で、思うようにイベントもできなくて盛り上がりに少し欠けますが、動物科学資料館では、休憩ホールにて特別企画展を開催中。
この70年の間に、たくさんの動物たちが王子動物園で過ごし、活躍してくれました。
また、いろいろな出来事がありました。
そんな長い歴史をふりかえってもらうおうと、新旧の写真などをずらりと並べました。
1951年3月21日、ゾウの「諏訪子」と「摩耶子」は一般の道を歩いて諏訪山動物園から王子動物園へ移動してくる途中で、市電に驚き、布引あたりで大暴れ。
今では考えられない事件の貴重な記録も展示しています。
また、ガラスケースには1950年代~現代までの動物園の園内地図を展示しています。
動物園内の変遷が地図を見るとよくわかります。
みなさん、密にならないように見に来てくださいね。
norigoriチャン
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2021年02月23日
資料館レポ No.3 図書室より新着本紹介
今回はこども図書室にはいった新しい本を紹介します !
動物のあかちゃんの本増やしました
●こんにちは、キリンのあかちゃん
公文健太郎(写真)
高岡昌江(文)
姫路セントラルパークでうまれたモモタの絵本。
出産シーンなど貴重な写真が豊富です。
ちなみに、当園のヒメイチは2013年姫路セントラルパークうまれ。
あかちゃんの頃はこんな風に暮らしていたのかも。
〈ヒメイチ〉
●くらべてみよう!どうぶつの赤ちゃん①~⑳
増井光子(第1期監修)
むらたこういち(第2期監修)
野生での暮らしがわかる、魅力的な写真で構成された絵本。
一巻ずつでも楽しめますが、各巻の動物をくらべると
“わかった”が増えて楽しいですよ。
新しい紙芝居はいりました
●コアリクイくん、大丈夫?
中谷靖彦(文・絵)
今泉忠明(監修)
タヌキ、アルマジロ、ヤマアラシ、スカンク、
コアリクイの身の守り方をとりあげた紙芝居です。
予想外の身の守り方に、
コアリクイくん、ほんとにそれで大丈夫なの?
という思いをぬぐえません…
ここで紹介した以外にも、
動物のことが楽しく学べる本をご用意しています!
ちょっと休憩、にもお立ち寄りください。
図書室は動物科学資料館の展示エリア奥にあります
図書検索はこちら ↓
http://www.kobe-ojizoo.jp/athenaeum/
図書助
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2021年01月24日
資料館レポ No.2 図書室より新着本紹介
図書室に新しい本が42冊はいりました!
今回も一部をご紹介します
野生動物との適切な距離を考える。
●野生動物のためのソーシャルディスタンス
イリオモテヤマネコ、トラ、ゾウの保護活動に取り組むNPO
戸川久美(著)
トラ・ゾウ保護基金(JTEF)の活動とその成果をまとめた本。
多岐にわたる保護活動について具体的な内容が書かれているので、
保護活動の入門書としてもおすすめです。
★一緒に読みたい図書室の本
『家にいたイリオモテヤマネコ』(児童書)
もっと詳しく知りたい大人のために。
●新・十二歯考 十二支でめぐる歯の比較解剖学
田畑純(著)
十二支の動物の歯の構造や発生の仕組みについて、
頭骨標本、組織標本やX線写真などを使って解説する本。
専門的な内容ですが、豊富な写真で理解がしやすくなっています。
★この本でより楽しくなる資料館の展示
・常設展示 “食べる”
動物の食性の違いから頭骨を比較しています
・常設展示の骨格標本と図書室標本コーナー
トラやゾウ(この本では辰として紹介)の頭骨を見ることができます
図書室標本コーナー
動物だけじゃない、動物園の楽しみ方あります。
●世界の夢の動物園
ナターシャ・ムーザー(著)
ヨーロッパを中心に77の動物園を取り上げ、
動物園建築の系統だった研究を試みている本。
豊富な図版や写真で各動物園建築を解説・分析しています。
読み進めるうち、
紹介されている動物園へ実際に行ってみたくなりました
★一緒に読みたい図書室の本
『動物園を魅力的にする方法 展示デザインにおける12のルール』
『動物園の緑を活用する39のヒント』
『動物園から未来を変える
ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』
公式HPから図書検索ができます ↓
http://www.kobe-ojizoo.jp/athenaeum/
図書助
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2021年01月12日
資料館レポ No.1 開園70周年記念特別展示「はく製になった動物たち」~ホッキョクグマ編~
今回は初代ホッキョクグマのキタオ(オス)を紹介します。
立ち上がった姿のキタオのはく製は、
間近で見ると一層大きく感じます。
キタオは1969年、旧ソ連のモスクワから羽田経由で、メスのキタコと一緒に神戸にやってきました。
来園時は5か月で、体長1mとまだ幼く、かわいかった2頭。
最初は猛獣舎に仮住まいでしたが、
1970年、新しい獣舎(現在の北園)へ引越しました。
新居は、飛び込み台付きのプールで、水深も1.7メートルと深い。
ここで、2頭はのびのびと暮らし始めました。
雪が積もって楽しそうな貴重な2頭の写真を見つけました。
(亀井一成氏撮影)
2頭はとても仲良く、
来園者を楽しませてくれました。
そして、2頭とも長生きしましたが、
1990年、キタオが21歳で亡くなった後、キタコも翌年、後を追うように亡くなりました。
はく製になってからも地球温暖化を訴えた特別展などで活躍してくれています。
Norigoriチャン
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