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最新ニュース

  • 2023年05月26日

    ○○の人工哺育

     

     

    IMG_8728

     

     

    大きな目に大きな耳
    何の動物か分かりますか?

     

     

     

     

    答えは…

     

     

    夜行性動物のエリアで飼育している
    「エジプトルーセットオオコウモリ」の赤ちゃん、です。

     

     

    CIMG8621

     

     

     

    アフリカや中東の森林等に生息し、果実を主食としています。
    大きな眼とイヌに似た顔つきが特徴です。

     

     

     

    今回は、エジプトルーセットオオコウモリの赤ちゃんの人工哺育について、ご紹介します。

     

    コウモリの赤ちゃんは、母親のお腹に後ろ足で逆さまにしがみついたまま、母乳を飲んで育ちます。

     

     

    昨年11月、母親が衰弱し、お腹に赤ちゃんを抱えたまま床面にいるところを保護しました。
    残念ながら母親がまもなく亡くなってしまったため、この赤ちゃんを飼育員が育てることになりました。

     

    丸めたペットシーツにしがみつかせ、暖かい哺育器の中で育てました。
    最初は1日に8回、コウモリ用のミルクを少しずつ与えました。

     

     

    CIMG8601

     

    授乳の様子(動画)

     

    ミルクを与える時も、逆さまです。

     

     

     

    CIMG8660

     

    体重測定の様子

     

     

     

    順調に成長してきたら、ミックスジュースや、人の赤ちゃんの離乳食のミックスフルーツを少しずつ与え始めました。
    慣れてきたら、バナナやリンゴなども食べられるようになりました。

     

     

    CIMG8667

     

    フルーツ食べ始める(動画) 

     

     

    飛ぶための練習も始めていますが、翼をケガしてしまっており、うまく飛ぶことができません。
    飛ばなくても餌を食べられるよう、餌の置き方などを工夫しています。

     

     

    担当者が一生懸命に育てた仔が、今後も無事に成長してくれることを願うばかりです。
    最近はヨザルの展示場の隣で過ごしていますので、よければそーっと、会いに来てくださいね。

     

     

     IMG_0489trim

     

     

    ション      

  • 2023年05月25日

    動物園で仕事をすることになった!

    神戸市立王子動物園。

    市立なので神戸市職員が、ここで仕事をすることになることもあります。

    この4月から、事務職員として王子動物園で仕事をすることになりました。

     

    仕事中は、事務仕事で事務所から外に出ることは少ないです。

    で、動物園のことを知っていくため、朝早くに動物園の中を歩きます。

    仕事前にこんなに早く出てくることは、今までの職場ではなかったなあ。

     

    そして、休園日のお昼休みも歩き回る時間です。

    この日は、普段できない工事・修理を集中的に行います。

    園内には、作業車、作業する人がいっぱい。

    ちなみに休園日は、動物にとっては日々のいち日です。

    飼育員さんも動物のために。ほら。

    DSC_7594  image_6483441

     

     

    ゾウのマックは遊び好きかな。休園日は人がいないので退屈しているのかな。

    私が行くと目ざとく見つけて、のっしのっし(ズッシャッズッシャッと土の音)と近づいてきて、長い鼻を差し出してきたり、いろんなポーズをとってくれます。

    DSC_7625

     

     

    ユキヒョウのユッコは、見て見てと(思えて仕方ない)ふと~いシッポをしなやかに、のんびりお散歩、時にはパルクール?

     

    くつろぎタイムのジャガーのネリア、私の気配に気づいたのか、こちらをジロリと振り返り。

    DSC_7613

     

     

    アムールトラのレーニャは、朝ののんびりタイム、かな?

    DSC_7600

    何か、狙ってる?

     

     

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    くつろいでたのか。

     

    こうやって、ひとりでじっくりと動物園、動物たちを見てまわって、気づくこと。

    動物が、ここに居る、生きている、一緒にいるのだなあと、しみじみ思います。

    さあ、今日も動物と一緒に(思って)時間をすごそう。

    動物園、動物、そして来園者のため、私は、仕事、がんばるぞ。

      

    (おまけ)

    DSC_7584

     今年最初のベニイロフラミンゴの赤ちゃんが生まれました。(まだ白い)

     


    〔 目指せ、動物園ボーイ 〕

  • 2023年05月23日

    ZiZi通信 No.77 滝が....

     

    ご無沙汰しています。
    バタバタしているとなかなかブログ更新に至りません。
    そんな言い訳はこれ位にして....

     

    ふれあい広場の滝の回りに水が散って水浸しになっていると相談がありました。
    ありゃりゃ!ほんまや。

    DSC06967

     

    滝の落ち方が変です。
     DSC06977

      

    天井にも水が回っています。

    DSC06969

     

    水の流れを変えている何かがあるのかな?

    写真ではわかりづらいので、スケッチしたら何となくわかりました。

    20230523114223-0001


    滝の止まった時に見たら、

    流れの変なところの落ち口に枯れ葉が詰まっていました。
    これが原因と思いましたが、実は落ち口のモルタルが取れて、

    その隙間から天井に水が回っていることがわかりました。(少しややこしいので省略)
    とにかくそこに水中ボンドを押し込んでやっと完了しました。

    DSC07079

     

    直営(自分たち)で直せて良かったです。

    DSC07081


    ZiZi1号

  • 2023年05月18日

    アムールヒョウのスク

    動画1

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    動画2

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    動画3

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    アムールヒョウの「スク」(メス)は2019年7月29日、「セイラ」の仔としてオス1頭、メス2頭で生まれたうちの1頭です。

    「スク」(メス)、「ラム」(メス)、「トライ」(オス)の3頭です。

    母親のセイラが育児をしなかったため人工哺育で育ちました。本来は母親が育てることが自然ですが、ネコ科の人工哺育をした事がなかったのでいい経験になりました。

     

    スクが生後8ヶ月頃、小さく切った馬肉を与えているとき、こんな事がありました。

    放飼場で3頭を遊ばせた後、寝室に戻し餌を食べさせていたのですが、トライが体も大きく、自分の分を食べ終わるとスクの餌を取りに行きました。

    スクは取られまいと急いで食べてしまい、肉を喉に詰まらせてしまいました。

    えずきだし、肉を吐き出しましたが、その後倒れて動かなくなってしまいました。

    獣医さんを呼んでいる時間も無いので、急いで中に入り、口の中を見ると肉が見えたので取り出しました。

    心臓マッサージと人工呼吸をすると20秒程で呼吸をしだしました。

    それからしばらくはトライと分けて餌を食べさせました。

     

    足を痛めて治療したこともあり、今でも人に対して甘えてくるときもあります。

     

    野生のアムールヒョウは開発による生息地の分断、それによる近親交配による成長や繫殖の障害、毛皮目的の密猟等により、生息数は100頭程とも言われています。

    生息地を守るとともに、アムールヒョウという亜種を絶やさないように世界ぐるみで飼育、繫殖させていかなければなりません。

     

    トライは2020年6月30日によこはま動物園ズーラシアへ、ラムは2020年12月23日に福山市立動物園へ移動しました。

    いずれスクも移動し、新しい命を繋いでいってくれることを願います。

     

     

     

    やん

  • 2023年05月16日

    いただきます。ごちそうさま。

    先月の日曜日、飼育の日のイベントを開催しました。
    当日はお天気も良くて、たくさんの来園者がこられていました。
    資料館では園で飼育されている動物たちが、どんな「餌」を食べ、どんな「うんち」をするのかをクイズ形式に展示する『うんち展』を開催しました。

     

    家族連れも多く、小さな子どもたちもいろんな動物たちの写真やうんちを前に「この果物食べるの誰かな~?」「こんなコロコロしたうんちは誰のん?」と、大人も子供も興味津々。
    その中にシロフクロウの餌である、馬肉とマウス(ハツカネズミ)の写真がありました。

     

    これは誰が食べるのかな?
    子どもは抵抗なく、○○ちゃう?それとも○○かな?と思った動物の名前を答えます。
    その傍らに、少し表情の硬めの大人たち。


    よく、マウスをそのまま与えるのは残酷だ、かわいそう、という事を言われます。
    確かに、可愛いつぶらな瞳を見た後にそれをパクッと食べられるのを見てそう思うのは、間違ってはいないと思います。
    では、魚が食べられるのを見た時は?
    食文化として、活け造りや踊り食い、なんて食べ方もあります。
    そんな時は、可哀想より美味しそうの声を聞く気がします。


    私たち人間は感情の表現が豊かで、それを表に出したり、コミュニケーションをとるのに役立てたりしますよね。
    でも、私たち人間以外の生き物たちにももちろん感情はあります。
    分かりやすいか分かりにくいか、だけのような気がします。


    自然の中で生きる者たちは、自分たちで食べる物を探して、あるいは捕まえて食べます。動物園の中で生きていく彼等も同じように出来れば理想的だと思います。
    しかし、そうはいかない彼等のために私達飼育員は食事の準備をします。
    どんな動物も、生きものを食べています。肉食動物ではない動物たちが食べている牧草や飼料もその元を辿れば、みんな生きているものが材料として含まれているのです。
    生命は循環しています。
    命は生命で生かされていることを、生命をいただくありがたさを、まだこれからいろいろな事を吸収していく子どもたちに、また、忘れかけている私達大人たちにも伝わる動物園であればいいな。と感じたイベントの時間でした。

     

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    From・BTN

  • 2023年04月27日

    ゴールデン・・

    こんにちは。
    GWですね。まちにまったGWですね!!

     

     ・・・残念ながら今年は天候に恵まれていないようです。

     

    学生の頃 山で自然活動にハマっていた時に教わったことですが、

    晴れてるときと雨のときと自然の姿には違った魅力がある!!ということです。

    顔を出す生き物の違いや雨が反射してみせる景色など。様々。

    まだ王子動物園に来て間もないですが、こんな近くに生き物がいっぱいいる環境はそれを再確認するチャンスでは!!

     

    そうなんです。ここ王子動物園では雨でも楽しめる環境がいっぱいあるんです。
    旧ハンター住宅や動物科学資料館も雨にぬれず十分楽しめますし、あまやどりしながら動物を観覧することもできるんですって。

     

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     amayadori.pdf (kobe-ojizoo.jp)

     

    まだお悩みの方、雨の中の王子動物園 おススメです!

    個人的に体験したいなーと思ってるのが、動物と競争ができる自転車レースです。

    爆走したい!!!

     

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    μ(魅せられて)

  • 2023年04月24日

    おっちゃん日和epi.4 新緑のシーズンがやってくるゾウ

    前回の投稿が2月下旬。2か月前には「春よ来い。早く来い。。。」と春を待ちわびていましたが、「あっ」という間に4月下旬となりました。

    王子動物園では夜桜の通り抜けが終わり、桜の花も散ってしまいましたが、これからは木々が芽吹き、新緑の眩しいシーズンへと移り変わっていきます。

    雪が降った1月には寒そうに立ちすくんでいたゾウも、今ではすっかり草に覆われ、夏になると隠れてしまうのでは、と心配しています。

     

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    園内ではツツジが「もうすぐ満開になりますよ…」と言わんばかりに、いたるところでタイミングをうかがっています。

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    花と緑に覆われた王子動物園へぜひお越しください。お待ちしております。

     

    おっちゃん日和

  • 2023年04月13日

    未来のために

     

     

    あっ!という間に「サクラ」の花も散りだして、みんなの春が通りすぎていきますね。

    ご存知でしょうが、王子動物園の園内にはたくさんの「サクラ」の木があります。

    今年もたくさんの方に訪れていただいた春休みの動物園は美しく華やかでもあり、少し悲しくもあり、不思議な感情が入り混じっていたように思われます。

     

     

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    3月から4月にかけては、卒業式や入学式、入社式などたくさんの行事もあり、新生活を迎える大事な時期でもあります。

    今年、王子動物園の飼育スタッフにも例年になく大きな動きがありました。

    3月末までに定年にともなう退職者が2名、他の動物園に移って行った任期付のスタッフが3名の計5名が王子動物園から離れ、4月からは新たに5名の飼育スタッフが仲間に入りました。

    過去にこれほど多くのスタッフが入れ替わることなどなかったので不安なこともありますが、他の動物園で飼育スタッフとして働いてきた経験のある人や、大学で動物の福祉について専門の勉強をしてきた人、短期間でしたが王子動物園で働いた経験のある人に、動物の飼育に熱い情熱を持っている人などなど。

    様々な人が集まってくれたおかげでスタッフ一同、力を合わせて頑張っていけると思っています。

     

     

     

     

     

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    動物の飼育にたずさわる仕事は、愛情や向上心を高く持つことはもとより、なにげない日常の中で多くの経験や技術を毎日少しずつ積み重ねながら、新しい知識や感性を磨くことが重要だと思います。

    また数十年に一度経験できるかどうかのリニューアルが控えている今だからこそ、現場としては正規のスタッフの加入を望んでいたのですが、今回は任期付のスタッフで補うことになりました。

    新しく加わったスタッフたちにはせめてこの貴重な時期により多くのものを吸収してもらい、いまできること、そして未来の動物たち、未来の動物園のために頑張ってもらいたいと思います。

     

    ぶろぐのぐ

  • 2023年04月08日

    動物園獣医の仕事 検査編その3 サーモモニター

    今回は「動物園獣医の仕事その3 サーモモニターでの検査」です。

    コロナ禍以降、いたるところで見かけるこの機械、じつは動物園の診療でも活躍しています。

     

    動物園で飼育員さんから獣医への連絡で多いのが、

    「〇〇の歩き方(飛び方)がおかしい。」です。

    専門的な言葉で「跛行(はこう)」といいます。

     

    跛行の原因は様々です。

    例えば

    ・骨の異常(折れたりヒビが入ったり)

    ・筋肉の異常(高所からの落下などによるもの

    ・関節の異常(脱臼など)

    ・外傷・感染(巻き爪、他個体からの噛傷など)

    ・その他(足の裏の腫瘤など)

    んー、多い。

     

    跛行の連絡があった時の診察の流れはこんな感じです。

    ① 現場に行って動物の歩き方(飛び方)を確認。

    ② 動物を保定し、患部を触診(骨や関節に異常はないか、傷や熱感の有無の確認)。

    ③ 飼育環境(同居個体の有無、落下の可能性の有無)などの確認。

     

    しかし、動物園では②が出来ない動物達がたくさんいます。

    例えば大型草食獣(ゾウ、キリン、シマウマ、シタツンガ)、ネコ(マヌルネコのイーリスは可能)、クマ(タンタンなら患部によっては可能)などです。

    麻酔をかければ触診は可能なですが、動物達への負担がとても大きいです。

    特にゾウやキリンは麻酔のリスクが高いです。

    跛行で麻酔を実施、という例はほとんどないと思います。

     

    そんな時に活躍してくれるのが、サーモモニターです。

    元々は別の用途で購入したのですが、「熱感の部位の特定に使えるのでは?」と思い使ってみると「あ、熱感わかるやん!!」となりました。

     

    実際の画像はこんな感じです。

    20230325

    明らかに左右差がありますよね。

    動物にも全く負担がかからず非常に優秀な検査です。

     

    ただ、注意点もあります。

     

    まずは、天気です。

    太陽光があたっている部分は温度が高いので診断精度が落ちます。

    なので、曇りの日や室内飼育時に使用しています。

     

    つぎに、毛の長さです。

    毛足が長い動物は皮膚の温度がサーモモニターでは判断できません。

    あとは、水中生活をする動物も水から出た時間によって体表温度が大きく異なります。

    当園でいえば、アシカがそうですね。

     

    おそらく、イヌ・ネコの動物病院では使用することのない機器ですが、当園では重宝しています。

    こんな感じで動物園は様々なアイテムを本来の目的とは異なる方法で使用します。

    数年前にはウマグマのマーちゃんの背中の傷にクリーム状の薬を塗るために、

    100均で購入したソース用チューブ(マヨネーズなどを入れて使うもの)を使用していました。

    毎日、飼育さんと協力して、上下左右に動き回るマーちゃんの背中めがけて「ビュー、ビュー」と薬をかけてたのは良い思い出です。

     

    では今回はこのへんで。

     

    王子の獣医

  • 2023年04月05日

    チームタンタン日記(1)

    当園で飼育を行っているジャイアントパンダのタンタン。
    皆さんから神戸のお嬢様とも呼ばれ、とても可愛らしいパンダさんです。
    しかし、可愛らしい見た目とは裏腹に現在27歳と日本最高齢の高齢パンダさん。
    最近では心臓の病気も見つかり、現在は毎日の体調管理の為、観覧を中止させていただいております。


    そんな毎日のタンタンの様子は、王子動物園公式のTwitter『#きょうのタンタン』からも見ていただけますので、是非ご覧になってくださいね!
    病気が見つかってからは、毎日の獣医さんの診察が欠かせなくなり、僕たち担当者からすると少しでも毎日の診察の負担やストレスを減らせる工夫が出来ないものかと頭を悩ませています。
    そんな中で今回新たに導入した器具があります。

     

     

    こちらが今回新しく診察用ケージに取り付けた体重計です。
    屋内展示場にも体重計がありますが、タンタンの気分次第で毎日の測定ができない場合がありました。

    毎日の体重を確認することは体調を把握するうえで重要ですので、これからは、より確実に行うことができるようになると思います。

     

      図1  

     

     図2

     

     

    そしてもう一つあります。
    こちらのケージの床面に、写真の様に新たに扉で開閉可能な格子状の穴を開けてもらいました。
    こうすることで、床下からもタンタンに直接アプローチすることが可能になり、より診察が行い易くなりました。

     

     IMG_2688

     

     図3

     


    今回取り入れた器具で、少しでもタンタンの
    負担が軽減し、病状回復につながれば嬉しいです。

     

    うめもとりょうじ