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最新ニュース

  • 2023年09月10日

    ZiZi通信 No.81 2枚の写真....

     

    机の引き出しを整理していましたら、写真が2枚出てきました。

    私が動物園に配属される前に友達からもらった王子動物園のお気に入りの写真でした。

    こんなところにあったんや。

    じらすわけではありませんが、この個体は誰なんやろ?

    1969年にソビエト連邦からやってきたキタオかキタコかなあ?

    写真右がキタオ、左がキタコ。(旧ホッキョクグマ舎)

    キタオ・キタコ

     

     

    キタオ1990年21歳、キタコ1991年22歳で死亡。

    でも、ちょっと違う感じが。

    問題の写真1です。

    気持ちよさそうに頭をマッサージ。(これも旧ホッキョクグマ舎)

    20230910070200-0001

     

     

    問題の写真2です。

    エイッとばかりお尻を見せてくれたところ。

    20230910070119-0001

     

     

    で、誰なん?

    その後、1991年に釧路市動物園からアイス♂、1992年天王寺動物園からミユキ♀がやってきました。

    私見ですが、そのころのアイスだと思います。

    そして1994年に今のホッキョクグマ舎に移動したわけです。

     

    なんか、すごく懐かしく思いました。

     

    ZiZi1号

  • 2023年09月07日

    動物専門員の日常 #01 “はじめまして”

    みなさん、はじめまして。

    私はこの夏から王子動物園で働き始めた新人動物専門員です。

    今回から不定期連載でわたしの視点から王子動物園の動物たちや動物専門員の知られざるお仕事の裏側をご紹介したいと思います。ゆるっとご覧いただけたらと思います。

     

     

    画像1‗王子動物園外観

     

     

    「動物専門員ってなに?初めて聞いた!」

    「どんなお仕事なの」と思われた方も多いのではないでしょうか?

     

    それぞれの施設によって定義は異なりますが、王子動物園では飼育動物の環境や健康管理の充実を図る取り組み(環境エンリッチメントやハズバンダリートレーニング)、飼育動物の生態などに関する情報発信(掲示物の制作やガイド)、調査研究(研究データの蓄積や分析、論文執筆など)が主なお仕事になります。

     

    「なんだか聞きなじみないなぁ…。飼育員とは違うの?」というお声も聞こえてきそうな予感がします!笑

     

    それも、そのはず70年以上の歴史のある王子動物園で動物専門員がスタートしたのは約2年前(その前身となる飼育研究員が4年前)まだまだフレッシュなのです。飼育員や獣医師、運営の方々と連携をしながら飼育動物たち来館者のために動物専門員として日々、試行錯誤をしております。

     

    例えば、園内に数か所あるこのタイプの看板をご覧になったことはありますか?

     

    画像2‗1‗動物専門員看板‗ゾウ

     

     

    画像2‗2‗動物専門員看板‗ゾウ

     

     

    これは、動物専門員の先輩たち(飼育研究員)が監修し、新たに制作したものです。

    動物たちの特徴や生態だけではなく、保全や生息地のことまで知ることができる、今までの種名板とは違うとびきりの1枚です。

     

    園内を歩いていると、この看板の前で学校の先生が生徒たちに説明をしていることも、しばしば。王子動物園で動物たちのことを学び、野生下の現状を知るきっかけになると嬉しいです。

     

    他にもたくさん紹介したいお仕事があるのですが、それはまた別の機会に!

    次回は私が王子動物園で働き始めたときのことをテーマにブログを書きたいと思います。

    お楽しみに~!

     

    動物専門員  あお

  • 2023年09月07日

    おっちゃん日和epi.5 いつまでも暑いですねぇ

    二十四節気で付けられている季節の名前では、今の時期を「処暑」といい夏の暑さが和らぐ頃、と言われています。あと数日もすれば、日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていく「白露」と呼ばれる季節になります。

    確かに朝晩はこれまでの暑さが少し和らいだような気もしますが、日中はまだまだ残暑が厳しく、熱中症情報では「厳重警戒」が続いています。

    皆さまも暦と現実の季節が合っていない、と感じられているのではないでしょうか。

     

    暑さが続く中、動物たちはどのように暑さを凌いでいるのかが気になり、園内を観察してきましたので、ご報告します。

     

    カピパラは、水風呂でクールダウン

     

     

    P8270019

     

     

    アカカンガルーは、木陰で休憩

     

    P8230014

     

     

    シマウマは擬岩の陰に避難

     

    P8230019

     

    このように暑さにうんざりしている動物たちを見ていると、少しでも地球温暖化防止に貢献しなくてはと思い、小さな取り組みですが、昼食時にはマイフォーク・マイスプーンを使っています。

    「これからも、小さなことからコツコツと頑張っていこう!」と思っています。

     

    DSC_0053

     

     

     

    追伸。

    園内のイチョウの木に、ギンナンが実り始めています。小さな秋を見つけました。

     

    P8270009

     

     

     

    おっちゃん日和

  • 2023年08月28日

    夏を迎えて

    酷暑…
    夏の動物園はまだまだ厳しい暑さが続いていますが、8月に入り「立秋」を過ぎました。暦の上では秋のはじまりらしいですが、実際には暑さがピークになる頃で…
    青い空には入道雲がモクモクと。緑の木々の中には赤や白のサルスベリの花がきれいに咲いています。

     IMG_0072

     

     

    IMG_0998

     

    前回のぶろぐでは動物園のスタッフも毎週集まって良い案を作り上げるために頑張っていますとお伝えしましたが、7月からは日本各地の動物園を視察してきました。北海道や関東、東海地方や関西の9ヶ所を巡り、それぞれの良いところや参考になるところなどを細かく報告しながら、今後のNEW動物園に活かせるように励んでいます。
    ただ…正直言って真夏の動物園をくまなく歩き回るのは過酷です。むかしはなかった「熱中症警戒アラート情報」とか、年々暑くなっているようにも感じているこの頃。
    これからは屋外施設の動物園では日陰やミストなどが重要なアイテムで、ヒトにとっても動物にとっても涼しい工夫をしなくては、と身に染みて思いましたよ。

    とか考えていたら、栗の木に大きなイガイガが!

     

    IMG_0993

     

     

     

    IMG_0992

     

     

    秋はもうすぐ⁉
    もう少ししたら涼しくなるのでしょうかね⁉

  • 2023年08月27日

    ZiZi通信 No.80 浮遊感....

     

    ホッキョクグマ舎の降雪機点検に行きました。

    ミユキが水に入って気持ちよさそうにしていました。

    DSC07592

      

    おお!いいなあ! うん? 前足だけで立ってる?

    DSC07593

     

    おお! ほんまや。

    DSC07596

      

    違いましたね。

    浮遊してるのは左後ろ足だけでした。

    でも浮遊感を楽しんでるかな?

    DSC07595

      

    ZiZi1号

     

  • 2023年08月22日

    ゾウ舎放飼場に

    今回、アジアゾウの放飼場に一部海砂を入れてみました。

    もともと土の放飼場になぜ砂を?と思われるかもしれません。

    以前はコンクリートより土の方が土浴びもできゾウのためにいいで終わっていましたが、今はゾウの足のために更に柔らかい土や砂が主流になってきています。

     

    当園は真砂土を入れていますが、ゾウが歩いていると踏み固められてしまいます。

    重機を入れて掘り起こすことも頻繫に行えないので、砂の導入になりました。

    本来なら50cm位の深さが欲しいところですが、そのまま嵩上げすることも出来ません。

    真砂土を深く取り除くのも大掛かりな作業になってしまいます。

    そこで重機で浅く真砂土を掘り起こした後に海砂を入れて、少しでも真砂土が固まらないようにしました。

     

    砂にも海砂、川砂、洗い真砂、バンカー砂など色々な種類があります。

    今回は試験的に安い海砂にしました。

    マックもズゼも良く浴びるので寝室は砂まみれです。

    他園では色々な砂を使っているのでいい所、使いにくい所など話を聞いて工夫できればと思います。

  • 2023年08月17日

    六甲山の自然 4 ソウシチョウ

    ソウシチョウ Leiothrix lutea

    中国南部からヒマラヤにかけて分布。

    神戸版ブラックリスト2020外来生物種

     

    神戸版ブラックリストとは、神戸市の生態系に悪影響を及ぼす又はそのおそれのある外来種(外国か他地域から持ち込まれた生き物)のリストのこと。

     

    外来生物種とは、国外から侵入して生態系に著しい被害を与えている、又は与えるおそれのある動植物で、すでに駆除等の対策が講じられている、もしくは今後の実態把握に努めて対策を検討する必要がある種のこと

     

    日本では江戸時代から輸入され飼い鳥として飼育されていたと言われています。野生化については家庭や業者から逃げ出したものや、放鳥が原因ではないかと言われており、日本における野生化については,1931年に神戸市の再度山で確認され、その後1980年頃から関東以南で生息が確認されていると報告されています。

     

    写真1

     

    ソウシチョウによる在来種への影響については、ウグイスの繁殖成功率が低下することが報告されています。

    これはソウシチョウによる直接的な影響ではなく、繁殖環境が両種ともにササ類の繁茂する森林であることから、巣が高密度となり捕食者を繁殖場所に誘引するためではないかと報告されています。

     

    写真2

     

    六甲山では再度山や摩耶山、六甲山上の各所で観察しています。特に摩耶山では頻繁に観察されます。

    摩耶山では在来種のシジュウカラやウグイスなども多く観察されますが、ソウシチョウはさらに多く見られ最優占種またはその可能性のある種になっているのではないかと思われます。

    ソウシチョウの増加要因としては、繁殖期が4~10月と長いことや六甲山には繁殖に適したササ類の繁茂する森林が多くみられることが考えられます。

    美しい鳥ですが、在来種を守るためにもソウシチョウの分布域を調べることも重要だと考えています。

  • 2023年08月12日

    残暑お見舞い申し上げます。

     暦の上では秋になったとはいえ、まだまだ日本中が厳しい暑さに見舞われています。

     

     夏休みにはいろいろな思い出がありますが、子供時代のそれは、外で冷えたスイカを食べて種飛ばしをしたりと、今から見ればまだまだのどかな風景とともに記憶に残っています。若い頃は、TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」や「あー夏休み」がいつも頭の中でリピートされていたものです。

     

     しかし近年、毎年のように気温が上昇し、特にここ数年の夏の暑さは、体温より高い気温が連日のように計測。路面温度は50度以上と焼けつくような環境を、ベビーカーに乗った赤ちゃんたちはどのように感じているか。「日本一暑いまち」などというランキングも怖くなるぐらい、冗談でなく死の恐怖と隣り合わせなのに、「災害級の猛暑」という表現に慣れてしまっている自分に驚く今日この頃です。

     

     この時期は、王子動物園のような屋外施設にとっては、お客様も少なく平日は閑散としています。しかし、お客様の健康を考えると、「混んでいなくて快適に観覧できますよ」などと気楽に来園を呼びかけるのもはばかられ、頭の痛いところです。

     もちろん、水の中で涼しそうに過ごすペンギンやアシカなどを見ていると涼しく感じられますが、王子動物園で過ごす多くの動物たちにとっても、この異常な暑さは大敵でしょう。飼育員、獣医師などスタッフ総出で日ごろから健康管理をしっかり行っていますが、人間と違って「暑い!」と言えない分、なおのこと飼育環境での様々な工夫を施していかなければなりません。

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     近年の気温上昇は、人間活動により排出される二酸化炭素の増加や森林伐採等による自然環境の破壊などによって引き起こされた地球温暖化によるものと言われて久しく、日本国内でも異常降雨や水害が頻発していますが、世界各地の異常気象も含めてその関連が指摘され、少しでも改善するよう対策に取り組むことが叫ばれ続けています。実際に国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)は多くの人が重要性を意識し、特に地球環境の面では再生可能エネルギーやフードロス削減など、最近は国や地方公共団体、企業を挙げて積極的に取り組む機運も高まってきているように思います。しかし、まだまだ十分なレベルではないという印象です。

     

     このような時代にあって、動物園に来て実際に動物たちをご覧いただきながら、地球環境が激変する中で野生動物の現状はどのようになっているだろうか。人間と野生動物がたった一つの地球で共生していくにはどうすればよいだろうか。野生動物が生息する環境を保全するために自分に何かできないだろうか。動物園は、このようなことを動物から感じ、野生動物と自分たちの生活はつながっていることを考えていただくきっかけとしてほしい。 「王子動物園リニューアル基本構想」に位置付けられた、目指すべき方向性の「2.動物を通して自然や環境への扉をひらく 『まなぶ』」には、こんな思いが込められています。

     『まなぶ』に関しては、リニューアルに関わらず、できることはすぐに取り組みたいと思っています。みなさんも、自分たちに何ができるかを少し考えていただきに、この時期に王子動物園に来てみませんか?

     

     最後に、暑さ対策を万全に、体調には十分注意して、動物たちと一緒にこの暑さを乗り切りましょう!

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    (KYな人)

  • 2023年08月08日

    六甲山の自然 3 日中にモリアオガエルの産卵に出会った!

    モリアオガエルの産卵は主に夜間に行われます。しかし、一人で夜の六甲山に行く勇気もなく、産卵シーンを見ることはあきらめていました。

    7月初旬、この日は朝7時頃に繁殖地に着きました。繁殖シーズンも終わりをむかえ、どれくらいの産卵があったのか見られたらという程度の気持ちで池に向かいました。

    そしたら、なんと運よく産卵シーンに出くわしたのでした。メス1匹に複数のオスが抱きついて産卵しているところでした。

     

    写真1

    写真2

     

     

    しかも産卵が終わってオスたちが一斉に木に登って卵から遠ざかって行く瞬間も見られました。なかには木に登るのに失敗して池に落ちるオスもいました。

     

    写真3

     

    写真4

     

    写真5

     

    写真6

     

    初めて産卵シーンを見たのと産卵が終わって我先にと急いで卵から離れるオスたちに感動しました。産卵中は捕食者に襲われやすいからなのかもしれません。

    モリアオガエルの成体を捕食するのは爬虫類ではシマヘビやアオダイショウ、ヤマカガシなどで、哺乳類ではアライグマで報告されています。モリアオガエルの卵の捕食については「野生ニホンザルによるモリアオガエルの泡巣の捕食事例」という報告があります。

    モリアオガエルが生息できる条件として、周りに森林があり池にはり出した木があること、餌としての昆虫類が豊富であることなどがあげられます。このようにモリアオガエルが生息している環境は生態系の多様性が保たれていると考えられます。

    しかし、コイやウシガエルが生息している池ではモリアオガエルの産卵は確認できなかったという報告や、ウシガエルが定着した池で在来のモリアオガエルが見られなくなったという報告もあります。池や川に本来生息していない生物を放すことで簡単に生態系の多様性を崩してしまうことになるので注意しなければなりません。

     

    写真7

     

    オカトラノオの花が綺麗に咲いていました

  • 2023年08月08日

    ZiZi通信 No.79 ご存知だと思いますが・・・・

     

    ホッキョクグマ舎の1階窓はアクリルなのですぐに傷がついてしまいます。

    数年前に磨きましたが、このとおり

    DSC07404

     

    今回、西南の1枚だけですが磨きました。

    業者さんが上手に磨いてくれましたので、ビックリするほどきれいになりました。

    DSC07406

     

    透明感出ましたら、日本最高齢のミユキもイキイキしましたよ。

    DSC07470

     

    ほら

    DSC07442

     

    水中も

    DSC07445

     

    いつものポーズ!

    DSC07463

     

     

    見てみてくださいませ。 

    ZiZi1号