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2026年08月22日
資料館レポ №29 新しい本入りました!
こんにちは!
資料館から久々のブログ更新です。
新しく入った本が書架に並びましたので、ご案内します。
「種の起源」を読んだふりができる本』
更科 功 著(ダイヤモンド社)
生物学界でバイブル的存在のはずの『種の起源』ですが、出版されたのは1859年。今となっては間違っている説があったり、読みにくい文章だったりと、なかなか読了できない本らしい (すみません…実は、私も読んでないので…
) のです。しかし、『種の起源』を理解するための「王道」書を目指す本書は、まさに至れり尽くせりです。当時の間違い改め、難解な文章をわかりやすし、さらには若いころのダーウィンのダメダメさ加減とそれを補って余りある観察眼を指摘し、遠い存在の『種の起源』を身近に感じさせてくれます。そして、『種の起源』はやはり「語り草」になるほど面白い本なのだと気づかせてくれる興味深い一冊です。
『手で見るいのち ある不思議な授業の力』
柳楽 未来著(岩波書店)
この本は、ある盲学校の生物の授業の様子を中心に書かれた本です。生徒さん方が実際に骨などに触れて教諭との対話しながら、授業を「受ける」のでなく「動かしていく」様子が描かれています。
視覚以外の研ぎ澄まされた触覚を使い―つまり「手で見る」ことで―何の動物かも知らされぬまま、動物たちの形態・生態、さらに種までも特定していきます。自ら手繰り寄せた能動的な「学び」は、生徒一人一人自信を持たせ、授業は彼らの発言によって動いていきます。最初の授業から言葉が飛び交っていたわけではなく、じっくりと時間をかけて練り上げてきた授業のありかたです。
ここでは盲学校の話ですが、それに限らず「学び」の中で実際に体験することは深く心に残り、次の「知」への関心を生み出します。
当館でも「ハンズオン」といって、実際に手に触れて体験してもらう展示方法をとることがあります。しかし標本は「触れる」ことで傷みやすくなります。貴重な標本資料を「学び」にいかに活用しつつ保存し残していくのか、我々にとっても課題となっています。
ほかにも、動物に関する楽しい本がたくさんあります。
ぜひ、動物科学資料館の図書室に読みに来てね~
図書 丸代

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